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みらいのくるまの「ただいまのところ」情報
2022年5月11日更新
レーサーになる夢は諦めたが、
東京大学では自動車部に所属。
伝統の七大戦で連覇するなど
昔取った杵柄を遺憾なく発揮した。
そんな中、ひょんなことから
EVレース参戦の機会を得る。
青年は再び夢の道を歩みはじめる。
楽しき自動車部ライフ
——地頭所選手は、第一志望の東京大学に入学後、自動車部に入部しています。高校2年のときにレーサーになる夢をほぼ諦めたのに、なぜ自動車部に?
地頭所 もともと乗り物系のサークルに入るつもりでいました。それで、入学早々に航空部やヨット部などを覗いたんですけど、やっぱり共通の話題で盛り上がれるのが自動車部の人たちで、楽しくやれるのはここしかないと感じたからです。プロレーサーになりたいというような気持ちではなかったですね。
——自動車部で、日頃はどんな活動をしていたんですか?
地頭所 駒場キャンパスに自動車部のガレージがあって、平日はそこに集まってミーティングを2時間くらいして、土曜日に部で持っているクルマ1台と自分のクルマを整備するという感じでした。基本的にみんなでサーキットなどに走りに行くという機会はあまりなくて、「走りたければ、授業の合間を縫って一人で行く」というスタンス。いい意味で、みんな勝手にやっていました。
——でも、部として競技会にも出場するでしょうから、そういうときはみんな一丸となったんじゃないですか?
地頭所 ああ、それはありましたね。東大自動車部は、旧帝大七大学の各運動部が参加して行われる年に一度の七大戦(全国七大学総合体育大会)での自動車競技部門(ジムカーナとダートトライアル)で優勝することを一番の目標にしていて、そのときは全員が結束して臨みました。会場が北海道や九州といった遠方の場合は、各自のクルマを運転して目的地を目指すんですけど、ずっと集団で走っていきました。そのときの仲間との交流は毎回めちゃくちゃ楽しかったです。
2018年の七大戦ジムカーナ大会北海道での1シーン
2017年の七大戦名古屋大会でジムカーナとダートトライアルをダブル優勝
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