ロータスクラブが運営するクルマとあなたを繋ぐ街「ロータスタウン」

みらいのくるまの「ただいまのところ」情報

eKクロスEVの魅力③「街中ではスムーズな加速が気持ちよく、高速では安定した走りにホッとする」…まるも亜希子(カーライフジャーナリスト)

2022年8月9日更新

「eKクロスEV」まるも亜希子さんインタビュー_3-1

eKクロスEVの大きな魅力は、やはりその走りにある。試乗の際に感じたeKクロスEVの走りの魅力を、まるもさんにわかりやすく解説してもらった。

街中でもたもたしない
快適かつ安全な走り

——走行中の静粛性がすごいeKクロスEVですが、走りそのものの印象はどうでしたか?

まるも もう、登録車レベルの走り。高級車並みと言っても過言じゃないです。なにしろ、モーターのトルクがeKクロスのターボ車の約2倍に相当する295Nmもあります。出力は47kWですが、本当はもっと出せるらしく、余力を残して回っています。だから、街中でのゼロスタートから高速道路の追い越しまで、あらゆるシーンで走りに余裕があるんです。ガソリンエンジンの軽自動車って、ギリギリいっぱいで走ってる感じがありますが、ああいうのがぜんぜんないんです。



——街中と高速道路、それぞれにおいて、どんな気持ちいい走りができるのか具体的に教えてください。

まるも 街中では、やっぱり発進のよさが一番に挙げられます。ガソリン車のような一拍遅れる発進じゃなくて、出足からすっと行って、そのまま思いどおりに加速していく感じです。街中では信号で何回もストップ&ゴーしなくてはいけませんけど、こういう気持ちのいい発進ができると、まったく苦になりません。逆に、何回止まっても構わないよって思うくらいに、ストレスを感じないんです。

——もたもたしない走りが気持ちいいわけですね。

まるも そう、もたもた感がまったくない。だから、幹線道路での車線変更時、バイパスでの合流時、交差点での右折時などで、「あ、今行ける」と思ったときに、危なげなくすっと行けちゃう。人馬一体っていう言葉がありますけど、まさにそういう運転が誰でもできてしまうんです。

「eKクロスEV」まるも亜希子さんインタビュー_3-2

——気持ちがいい加速は、ある意味、安全でもありますよね。

まるも かなり安全です。だから、例えば運転が苦手な人にとっては非常にありがたい1台だといえますね。

高速での優れた安定性が
運転の疲れを大幅に軽減

「eKクロスEV」まるも亜希子さんインタビュー_3-3

——高速道路でも、やはり加速性能のよさが実感できますか?

まるも はい。それに加えて、私はeKクロスEVの高速走行の安定性がすごいなと感じました。100㎞/hで直進走行するときも、高速カーブが続くところを走るときも、ジャンクションなどの大きなカーブを曲がるときも、ぜんぶ安定した状態で走れるし、ぜんぜんグラグラしないんです。しかも、どのシーンでも横風の影響を受けにくいし……。これは、やはりスムーズな加速にプラスして、バッテリーが下部に敷き詰められていて重心が低いことと、ボディ剛性が優れていることなどが大きく影響しているんです。

「eKクロスEV」まるも亜希子さんインタビュー_3-4

——そういった安定性は、やはり安全性につながりますね。

まるも そうですね。あと、リラックスして運転でき、疲れが少ないという効果も見逃せません。路面にはアンジュレーションというかギャップが結構あって、直進走行のときでもフラフラしがち。ガソリンエンジンの軽自動車などでは、常にハンドル修正を行いながら走らなければなりません。そうなると、皆さん覚えがあると思うんですが、ハンドルを握る手にギュッと力が入り、肩が凝り固まり、相当疲れることになります。ところが、eKクロスEVは安定性が極めて高いから、余計な力を入れる必要がなく、結果として、疲れがかなり軽減されるんです。これは本当に助かりますよ。

寄り道ドライブのススメ

——気持ちいい運転ができて、高速走行時の安定度も高いとなると、つい長距離運転も大丈夫と言いたくなりますけど、航続距離はWLTCモードで180㎞。長距離ドライブでは、複数回の充電が必要だと思います。そのあたりは弱点といえるでしょうか。

まるも うーん。もともと街中走行を前提にしたクルマなので、弱点とまではいえないと思います。参考までに日産調べのデータを紹介しておくと、ガソリン車に乗る人で1日の走行距離が30㎞以下の人は53%、30km~100㎞の人が31%、100km~180㎞の人が10%になっています。全体の84%の人は走行距離100㎞以下で事足りるわけです。ですので、日常使いという点からすればWLTCモード180㎞はかなり妥当な数字だと思います。もし、これ以上距離を伸ばそうとすると、バッテリーを多く積まなければいけないので、車体が大きくなって軽規格に収まらなくなるし、価格も高くなるでしょう。現実的ではありません。

——なるほど。

「eKクロスEV」まるも亜希子さんインタビュー_3-5

まるも では、たまの長距離ドライブのときはどうすればいいのか。これはもう、何度か継ぎ足し充電を繰り返しながら走る、と割り切ればいいと思います。それを弱点だと思わず、うまく使っていくべきなんじゃないでしょうか。それに私は、長距離ドライブのときの継ぎ足し充電って、悪いことだとはぜんぜん思っていないんですよね。

——といいますと?

まるも 前回のインタビューでもお話ししましたけど、私はかつてアイ・ミーブで下道を中心にのんびりと日本1周している高齢のご夫婦にお会いしたことがあるんです。そのお二人は、しょっちゅう充電を繰り返していたんですが、当時は少なかった充電スポットを探してガイドブックにも載っていない未知のエリアを走ることが多く、それがすごく楽しいとおっしゃっていました。「想像もしていなかった美しい風景に出会えるし、知る人ぞ知る美食にも出会えるし、いいことだらけだ」と言うんです。それを聞いて「目的地に行くだけの長距離ドライブって味気ないかも。こういう途中の行程を楽しむロードムービーのような長距離ドライブもいいなあ」と思いました。それ以来、EV購入を検討しているけど航続距離に懸念を持っている人たちに、そのスタイルを推奨しているんです。言うなれば、EV寄り道ドライブ(笑)。室内も走りも上質なeKクロスEVなら、寄り道を相当楽しめるはずです。

eKクロスEVの魅力…まるも亜希子(カーライフジャーナリスト)

①「サクラが気取ったパンプスなら、eKクロスEVは気軽なスニーカーかな」

②「室内の未来感はほどほど。でも、使いやすさと心地よさは抜群」

③「街中ではスムーズな加速が気持ちよく、高速では安定した走りにホッとする」

④「すごい最新機能の数々。個人の嗜好に合わせて使うとよりGood」

⑤「毎日が気持ちいい軽EV。日本のEVシフトはこの1台から本格化する」

  • ロータスカードWeb入会
  • ロータスカードWeb入会
  • 店舗検索
  • 店舗検索
  • 楽ノリレンタカー
  • 楽ノリレンタカー

あわせて読みたい

  • 2022 ALL JAPAN EV-GP SERIES Rd.6&7 レポート② 高品質なニッポンの電動車たちによる4位争いが大いに盛り上がった!

    みらいのくるまの「ただいまのところ」情報

    2022 ALL JAPAN EV-GP…

    モデル3同士の“凡戦”全日本EVグランプリシリーズの第7戦(最終戦)には3台のテスラ・モデル3が参戦していたが、ここでもやはり白熱のトップ争いは見られなかった…

    2022.11.10更新

  • 【自動運転EXPO ルポ】自動運転はもはや身近かな技術!?

    みらいのくるまの「ただいまのところ」情報

    【自動運転EXPO ルポ】自動運転はもは…

    世界最大の自動車技術展『オートモーティブワールド2018』が、1月17日~19日の3日間、東京ビックサイトで開催された。注目はなんといっても今回はじめて加わった…

    2018.01.31更新

  • 【NEWS】ロータスクラブが日本EVクラブに加盟 ~ 全国1,000以上の整備会社がEVシフトを支援

    みらいのくるまの「ただいまのところ」情報

    【NEWS】ロータスクラブが日本EVクラ…

    5月22日に宮城県で加盟発表会を開催自動車整備業界をけん引する全日本ロータス同友会(通称:ロータスクラブ)は、EV(電気自動車)を中心にエコカーの普及活動を…

    2018.05.29更新

  • 日本EVクラブ『SDGs Urban Electric Four-Wheeled Ice Sports』プレゼンテーションイベント ルポ② 氷上のドリフトに氷の粒が舞い、スケートリンクに笑顔があふれた!

    みらいのくるまの「ただいまのところ」情報

    日本EVクラブ『SDGs Urban E…

    多士済々のドライバーが走行『SDGsUrbanElectricFour-WheeledIceSports』プレゼンテーションイベントの氷上走行は、…

    2019.08.06更新

  • BookReview ⑧『まるわかりEV』~いいEVを世にだすには時間と労力がかかる!

    みらいのくるまの「ただいまのところ」情報

    BookReview ⑧『まるわかりEV…

    トヨタのEVシフトは満を持しての決断だった!?この本には、「EVはどういう仕組みで動くのか」といったような話はあまりでてこない。おもに、どのメーカーがきたる…

    2018.05.15更新

  • BookReview(44)『トヨタのEV戦争』―マルチパスウェイが先か、魅力的なEVづくりが先か、それが問題だ!

    みらいのくるまの「ただいまのところ」情報

    BookReview(44)『トヨタのE…

    世界のEV市場は急速に拡大している。本書によれば、2022年のEV販売は758万台で、新車需要全体の10%に及んだ。この中で目立つのは米国テスラと中国BYD…

    2023.08.31更新

< 前のページへ戻る