ロータスクラブが運営するクルマとあなたを繋ぐ街「ロータスタウン」

九州・沖縄(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄)

懐かしい昭和の暮らしやおもちゃ・駄菓子の景品などを展示。レトロカーもいっぱいの、昭和の町のテーマパーク『昭和ロマン蔵』

2018年2月28日更新

江戸時代から海上運輸の要所として栄えた豊後高田は、明治以降も昭和30年代までは、中心商店街に活気が満ちていました。しかし、その後は時代の波に取り残された状況になってしまいました。2001(平成13)年、商店街が元気だった昭和30年代の活気をよみがえらせようと、商店街(500mほどの街路)で昭和の町づくりがスタート。当初は7店舗だった昭和の町認定店が今では45店舗にもなり、“懐かしさ”漂うレジャースポットとして多くの人を集めています。

昭和ロマン蔵 豊後高田市_ボンネットバス02

昭和ロマン蔵
『昭和ロマン蔵』は、昭和の町の中核施設です。建物は、明治から昭和にかけて大分県きっての豪商であった野村家が、昭和10年前後に米蔵として建てた旧高田農業倉庫に手を加えたもの。主要な施設は、昭和の夢町小学校と昭和の夢町三丁目館のある北蔵、駄菓子屋の夢博物館とチームラボギャラリー昭和の町のある東蔵、レストラン「旬彩」南蔵のある南蔵です。

昭和ロマン蔵 ロマン蔵外観(会議所側)

昭和ロマン蔵_全体

昭和ロマン蔵_西入口+ボンバス車庫
もう少し詳しく施設内容を見ていきましょう。昭和の夢町小学校は、木製の机、イス、黒板、チョークなどがある昭和時代の小学校の教室を再現しています。通常、無料で自由に見学できます。写真撮影もOKなので、昭和の町の訪問記念撮影に打ってつけです。

昭和ロマン蔵 昭和の夢町三丁目館_内観_教室空席
昭和の夢町三丁目館は、昭和30~40年代の暮らしを再現した目と耳と体で感じる昭和体験施設です。土間の台所、畳敷きの居間、五右衛門風呂など…昭和の暮らしぶりを再現。そして、朝・昼・晩の景色が映し出されています。壁に空いた穴をのぞいたりトイレの中に入ったりすると、色んな声が聞こえて来たり・・・そんな仕掛けがいろいろあります。

昭和ロマン蔵 昭和の夢町三丁目館_内観_

昭和ロマン蔵 昭和の夢町三丁目館_居間

昭和ロマン蔵 昭和の夢町三丁目館_夕刻
駄菓子屋の夢博物館は、昭和の時代に子どもたちを楽しませてくれたおもちゃや、駄菓子の“ おまけの玩具”などを中心にしたコレクションを展示するミニミュージアムです。

昭和ロマン蔵 駄菓子屋の夢博物館_入口実はこの館、おもちゃのコレクションでは日本一(30万点以上!)という小宮裕宣さんを、昭和の町のメンバーが惚れこみ、くどき落としてついに2002(平成14)年に、ご本人とおもちゃコレクションの引っ越しが実現し、開館したものです。今では、小宮さんは館長として、昭和の町を支える一人となっています。展示の中には、1964(昭和39)年の東京オリンピックにまつわるコーナーもあり、人気です。

昭和ロマン蔵 駄菓子屋の夢博物館_内観01
チームラボギャラリー昭和の町は、世界的に活躍するウルトラテクノロジスト集団チームラボのデジタルアートを展示しています。作品名は『お絵かき草地おどり』。豊後高田市の草地地区に伝わる盆踊りをモチーフとし、訪れた人がそれぞれ紙に自由に描いたピープル(男性や女性など)を画像取り込みして、「夕焼けの真玉海岸」をバックにした目の前の巨大な草原に登場させることができるという仕組みです。ピープルは、手でスクリーンに触れると飛び上がったり動いたりします。そして、他のピープルとコミュニケーションし、やがて音楽に合わせて踊りだします。

昭和ロマン蔵 ラボG昭和の町_01

昭和ロマン蔵 ラボG昭和の町_02
レストラン「旬彩」南蔵では、国東半島の素材を中心に、おいしい料理を提供しています。お昼の人気メニューとしては、大分の郷土料理『鳥天定食』(1,000円、税込、以下同様)、『だんご汁定食』(1,000円)、そして『豊後・米仕上牛ステーキ丼』(3,000円)などがあります。夕食には、本格会席コース(3,750円~)の他、予約での南蔵会席コースもあります。

鳥天定食

鳥天定食



だんご汁定食

だんご汁定食



豊後・米仕上牛ステーキ丼

豊後・米仕上牛ステーキ丼



もう一つ、クルマファン、とくに昭和のクルマ好きの方に耳寄りな情報があります。実は、『昭和ロマン蔵』の建物の内外には、『ミゼット』や『ダットサン』など昭和の香りのするレトロカーが多数展示されているのです。有料エリアに置かれたものもありますが、大部分は無料エリアにありますので、これを見るだけでも昭和の時間に浸れます。

昭和ロマン蔵 2

昭和ロマン蔵 1

詳細情報

名称 昭和ロマン蔵
住所 大分県豊後高田市新町989−1
電話番号 0978-23-1860
営業時間 午前9時~午後5時 ※1月1日、2日は午前10時~午後3時
休み 毎年12月30日、31日
入館料金 ※無料エリアあり、【2館共通券:駄菓子屋の夢博物館、昭和の夢町三丁目館】大人620円、小中高430円、【3館共通券:駄菓子屋の夢博物館、昭和の夢町三丁目館、チームラボギャラリー昭和の町】大人830円、小中高580円
アクセス 【車】[大分方面より]国道10号を北九州方面へ、宇佐市岩崎交差点を右折、国道213号に入り車で約10分。[北九州方面より]国道10号を大分方面へ、宇佐市岩崎交差点を左折、国道213号に入り車で約10分。[東九州自動車道 宇佐ICより]国道387号を宇佐方面へ、宇佐市法鏡寺交差点を右折、国道10号を大分方面へ、宇佐市岩崎交差点を左折、国道213号に入り車で約10分。【電車】日豊本線宇佐駅からバスに乗り「豊後高田」下車(約15分)し、徒歩1分。
駐車場 昭和の町駐車場(有料、普通自動車は1回駐車につき300円 ※30分以内は無料)
ホームページ https://www.showanomachi.com/special/syowa.html
  • ロータスカードWeb入会
  • ロータスカードWeb入会
  • 店舗検索
  • 店舗検索
  • 楽ノリレンタカー
  • 楽ノリレンタカー

あわせて読みたい

  • 『沖縄そばランキング』2016年度1位を獲得!洗練の時代を迎えた沖縄そばのトップランナー『三丁目の島そば屋』

    ロータスな旅 > 九州・沖縄

    『沖縄そばランキング』2016年度1位を…

    沖縄を観光する人の楽しみの一つは、沖縄ならではの食を楽しむことです。その代表格が『沖縄そば』です。沖縄そばは、県内では単に「そば」、あるいは方言で「すば」「う…

    2018.04.25更新

  • 揚げたてのさつま揚げが食べ放題!「カワノすり身店 揚げたて薩摩揚げ食堂”食~たべる~”」

    ロータスな旅 > 九州・沖縄

    揚げたてのさつま揚げが食べ放題!「カワノ…

    鹿児島県の名物といえば、その名のとおり、「さつま揚げ」ですが、これは主に関東での呼び方。関西などでは「てんぷら」と呼ばれ、地元・鹿児島での呼び名は「つけあげ」で…

    2022.10.12更新

  • リニューアルして大型遊具や水遊び場などを備え、特産品加工直売センター にはトロピカルフルーツや手づくりジャムなどが並ぶ、沖縄本島の東海岸唯一の道の駅…『道の駅「ぎのざ」』

    ロータスな旅 > 九州・沖縄

    リニューアルして大型遊具や水遊び場などを…

    沖縄本島の東海岸に位置する唯一の道の駅が、『道の駅「ぎのざ」』です。2018(平成30)年4月に大規模なリニューアルが行われ、より楽しめる場所になりました。リ…

    2019.02.26更新

  • 地元の獲れたて鮮魚と野菜の魅力で、九州ナンバーワンの人気を誇る『道の駅 むなかた』(福岡県)

    ロータスな旅 > 九州・沖縄

    地元の獲れたて鮮魚と野菜の魅力で、九州ナ…

    『道の駅むなかた』は、福岡県宗像市を通る国道495号沿線にあります。玄海国定公園『さつき松原』(白砂青松100選)に隣接し、玄界灘を一望できる風光明媚なロケー…

    2017.02.13更新

  • 地元の野菜と有明海の海産物が購入できるほか、干潟で泥まみれになってガタ体験までできる!『道の駅 鹿島』

    ロータスな旅 > 九州・沖縄

    地元の野菜と有明海の海産物が購入できるほ…

    潮の満ち引きの大きな有明海は、大潮の際の干潮時には約8,600ヘクタールにもおよぶ干潟が出現することで知られています。『道の駅鹿島』は、この日本最大の干潟(地…

    2017.04.12更新

  • 炭鉱マンに愛された幻の味を味わおう!佐賀県大町町(おおまちちょう)の『大町たろめん』

    ロータスな旅 > 九州・沖縄

    炭鉱マンに愛された幻の味を味わおう!佐賀…

    佐賀県の中央部に位置する大町町(おおまちちょう)。人口7000人弱という県内で最も小さな町ですが、昭和初期から杵島炭鉱が閉鎖する1969(昭和44)年まで、“炭…

    2021.03.11更新

< 前のページへ戻る