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東北(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)
2018年1月31日更新
1968(昭和43)年、福島県いわき市大久町入間沢の川岸に露出していた地層の中から、当時高校生だった鈴木直さんによって発見されたフタバスズキリュウ(学名フタバサウルス・スズキイ)。この化石の発見により、「日本本土で中生代の大型爬虫類の化石が発見されることはない」という当時の定説はくつがえされたのです。
ところが、クビナガリュウ研究の資料が十分でなかったことなどから、発見当時は新種のクビナガリュウとして認定することができず、発見後38年たった2006(平成18)年に研究者たちの尽力が実り、ようやく新属新種のクビナガリュウと判明したのでした。
『いわき市石炭・化石館 ほるる』は、常磐炭田の採掘の歴史と、市内で発掘された化石や、地球の歴史を物語る諸外国の化石資料を展示する施設として、1984(昭和59)年に開設されました。
エントランスを入るとすぐに、いわき市で発見された日本を代表する化石フタバサウルス・スズキイのレプリカが展示されています。
『化石展示室』には、遠い昔、この地域に生きたさまざまな生き物たちの化石を中心に、世界的に貴重な化石が展示されています。およそ8,500万年前のクビナガリュウや、およそ400万年前のイワキクジラなどの化石が、大きな空間にダイナミックに展示されています。
『学習標本展示室』では、化石、石炭や岩石などさまざまな標本とパネルを展示して、いわきの大地についての知識を深めることができます。
『いわき市石炭・化石館 ほるる』の展示のもう一つの柱は、常磐炭田を中心とした石炭採掘の歴史です。『模擬坑道』は、まるで実際に石炭坑道に入ったかのような空間になっており、常磐炭田の始まりから現代までの石炭の掘り方を再現しています。
名称 | いわき市石炭・化石館ほるる |
---|---|
住所 | 福島県いわき市常磐湯本町向田3-1 |
電話番号 | 0246-42-3155 |
開館時間 | 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 毎月第3火曜日(第3火曜日が祝日・振替休日の場合は翌日)、1月1日 |
料金 | 一般650円、大・高・中学生430円、小学生320円 |
アクセス | 【車】常磐自動車道 いわき湯本ICから約5km(車で約10分)、【電車】JR常磐線 湯本駅下車、徒歩約15分 |
駐車場 | 大型20台・普通車66台 |
ホームページ | http://www.sekitankasekikan.or.jp/ |
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