斑鳩の里で人気の、明治の建物を活用したグルメスポット「和CAFE 布穀薗（ふこくえん）」

2023年6月22日更新

近年、全国的に古い住宅を改築して、店舗や事務所などに活用する動きが高まっています。「古民家カフェ」や「古民家レストラン」も、各地で見られるようになりました。奈良県斑鳩町の「和CAFE 布穀薗（ふこくえん）」もその一つで、明治期の建物を活用しています。もともとは、江戸時代末期・明治時代の尊攘運動家であり、司法官であった北畠治房（きたばたけはるふさ）の邸宅でした。ちなみに「布穀」は、北畠治房の号（別名）です。

一時期、旧邸宅の母屋（明治20年の建造）を町営の結婚式場として利用したりもしましたが、「観光客がまち歩きを楽しめるように」と、「長屋門」（※一部が部屋になっている門）を改築し、2014（平成26）年に、カフェとしてオープンしました。

店内では、ランチメニューや、スイーツ、ドリンクを味わうことができます。ランチタイム（午前11時～午後2時）に提供されるランチメニューは5種類。「大和ポークと野菜の陶板蒸し」など奈良の素材にこだわった、充実の「布穀薗ランチ」（3200円、税込、以下同様）は、前日12時までの予約が必要です。「斑鳩名物竜田揚げ」をメインディッシュとする「斑鳩名物竜田揚げランチ」（1750円）は、奈良県・吉野産の原木シイタケ入りのそうめんや、旬の野菜を使った小鉢などがセットになっています。ちなみに、「竜田揚げ」を斑鳩名物としているのは、その料理名が斑鳩町を流れる「竜田川」に由来しているといわれているためです。

斑鳩名物竜田揚げ

た、シフォンケーキや白玉ぜんざい、季節のタルト、アイス最中などスイーツメニューも充実。ドリンクとセットになったメニューもあります。夏には期間限定でかき氷が登場し、「斑鳩産生麩と大和抹茶のかき氷」や「梅のかき氷～梅エスプーマクリームのせ」など人気を集めています。

白玉ぜんざい

季節のタルト

アイス最中(ドリンクとセット)

斑鳩産生麩と大和抹茶のかき氷

梅のかき氷～梅エスプーマクリームのせ

ドリンクは、「有機栽培豆斑鳩ブレンド珈琲」や「大和茶の抹茶　斑鳩オーレ」、地元産の赤紫蘇を使った「紫蘇ジュース」などがそろっています。ほとんどのドリンクメニューは、クッキー付きです。

有機栽培豆斑鳩ブレンド珈琲

大和茶の抹茶　斑鳩オーレ

店内のテーブルや椅子は吉野杉など奈良県産木材で作られ、食器は奈良の特産品・赤膚焼（あかはだやき）を使用するなど、随所に和の空間を演出するこだわりが感じられます。布穀薗のロケーションは、古刹・法隆寺から徒歩5分ほどの場所。風情と歴史を感じるカフェで、ゆっくり過ごしてみませんか。

詳細情報

名称	和CAFE 布穀薗
住所	奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺2-2-35
電話	0745-44-8787
営業時間	午前10時～午後4時　※LOは午後3時45分
定休日	水曜日　※祝日の場合は営業
駐車場	9台
アクセス	西名阪自動車道法隆寺ICから約10分
ホームページ	http://fukokuen.com/