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2016年9月30日更新
丹波篠山地方では、古くから良質の黒大豆が栽培されてきました。正月のおせちに欠かせない黒豆ですが、「丹波黒」と呼ばれるように丹波篠山産の黒豆は一級品として、ブランド化しています。すでに江戸時代には、その評価が確定し、幕府への献納品になっていたといいます。
丹波篠山の黒豆は篠山独特の気候風土が育んだ特産品で、昔から冬に乾燥したものを煮豆として食されてきました。この丹波篠山産黒大豆を秋に枝豆としていただくという、何とも贅沢な食べ方が近年人気となっています。丹波篠山黒枝豆は黒豆がサヤの中で熟成しきって、黒色になる前の青いサヤの状態のものです。豆粒が大きく、一般の大豆の枝豆にくらべてほのかな甘みと深いコクが感じられます。枝豆としての旬の時期は短く10月の初旬から中旬の2週間ほど。この時期を逃すと、もう1年待たなくてはなりません。
なにしろ、篠山市では毎年10月初旬に「丹波篠山黒枝豆販売解禁宣言」をして、本当においしい旬の時期に丹波黒の枝豆を味わってもらおうというプロモーションをしているくらい地元でも熱が入っているのです。ちなみに、9月にも早生品種の黒豆の枝豆があるのですが、やはり実りの秋にサヤからはじけそうなほどふくらんだ本黒(メインの品種をこのようにいいます)の枝豆が宿している芳醇な味をお楽しみいただきたいです。
丹波黒枝豆は通販でも購入できますが、できれば秋の1日、丹波篠山地方に旅して本場の若さやを手に入れ、その日のうちに枝豆にして食べたいものです。また、黒大豆のむき実を使い、ほんのり塩味に仕立てた黒大豆枝豆ごはんもぜひお試しあれ!
黒枝豆の茹で方(丹波篠山観光協会ホームページより)
①黒枝豆のサヤ(500g)を枝から切り落とします。
②黒枝豆を水洗いし、ボウルに入れて、塩を振って(大さじ3)こすり合わせて産毛を取り(塩もみ)、洗い流します。
③たっぷりの熱湯(2.5~3ℓ)の中に塩100~120gと②を入れて、12~15分程度茹でます(解禁直後は10分程度で一度様子をみてください。下旬に近づくほど長めに。時間は好みの硬さで調節して下さい)。
④ザルに上げて水気を切り、ざっと水をかけるか、広げます。粗熱をとり、一気に冷ますのが、鮮やかな緑色に仕上げるコツです。
丹波篠山黒枝豆販売の店マップ/篠山市
http://tourism.sasayama.jp/kuro-edamame/
丹波篠山特産物/丹波篠山観光協会
http://tourism.sasayama.jp/association/kuromamedayori/-.php/
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