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北海道
2019年10月10日更新
北海道内で札幌、旭川に次いで人口の多い函館市。観光地として人気が高く、『市町村魅力度ランキング』では、毎年のように第1位を獲得しています。長崎港、横浜港と並んで、函館港は明治以前から海外に開かれ、外国文化の影響を受けていたため、市内には異国情緒あふれる歴史的建造物が多数残されています。
『旧函館検疫所台町措置場』は、明治18年(1885年)に作られた建物。函館港をはじめ、国内6ヵ所の港に設けられた検疫所の事務所として使われていました。役割を終えた後は長く廃屋のようになっていましたが、2006(平成18)年に、コーヒーなどを提供する『ティーショップ夕日』へと再生。さらに、2014(平成26)年には、日本茶専門のカフェに生まれ変わりました。ロケーションは、外国人墓地からほど近い場所。『ティーショップ夕日』の建物はどことなく懐かしさを宿したシンプルな木造平屋の洋館で、ピンク色の彩色がフォトジェニックです。木の温かみを感じさせる店内には、オルゴールや蓄音機、オルガンなどのアンティーク品が置かれ、BGMもオルゴールが流れています。日本茶の香りを楽しむため、店内は禁煙です。
メニューは、日本茶と甘味です。煎茶は霧島茶(鹿児島)、朝宮茶(滋賀)、伊勢茶(三重)等、6種類から選ぶことができ、いずれも季節の和菓子が付いて600円。玉露、抹茶(各1000円)や、ほうじ茶、玄米茶(各600円)もあります。それぞれの特徴が丁寧に紹介されており、お茶に詳しくなくても大丈夫。メニューをじっくり読みこんで、その日の気分も加味して選んでみるとよいかも知れません。
日本茶を注文すると、急須とポットが提供され、2杯目からは自分で入れます。一人なら、自分のペースでお茶を入れて飲んで、『ティーショップ夕日』に満ちる癒しのひとときを過ごすことができます。家族や友人との訪問であれば、お茶ははずむ会話の友になってくれるでしょう。
北海道産米100%の『おだんご(みたらし&あんこ)』(700円)や、北海道産小豆を使った『おしるこ』(800円)には、ほうじ茶1杯と漬物がセットになっています。
夕日や海が見られる、海側のテーブル席が人気あり、満席になることもしばしば。時間があれば別の席を利用しながら、空くのを待つこともできるようです(お店の人が順番に誘導してくれます)。
きれいな夕陽を求めて夕方に訪れるもよし、混み合う夕方を避けて早い時間に訪れるもよし。どちらにしても時間にゆとりを持って出かけることをお勧めします。
名称 | ティーショップ夕日 |
---|---|
住所 | 北海道函館市船見町25-18 |
電話 | 0138-85-8824 |
営業時間 | 午前10時~日没 |
定休日 | 木曜日、第2・3水曜日、冬期(12月上旬~3月中旬) |
アクセス | JR函館駅から車で13分 |
駐車場 | 8台 |
https://www.facebook.com/teashopyuhi/ |
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