ロータスクラブが運営するクルマとあなたを繋ぐ街「ロータスタウン」

クルマのトラブル「もしも」マニュアル

Vol.39 「損傷は保険、故障は保証」という言葉を深く胸に刻もう!(後編)

2019年2月26日更新

保険と保証_後web

購入後すぐの故障であれば
「瑕疵担保責任」で救われるが…

前編に続いて、「損傷は保険、故障は保証」のうちの「故障は保証」について……。

新車を購入した場合、3年間(6万キロ以内)は、事故や改造以外で起こった純正部品の故障に対する保証(メーカーの一般保証)が付くことは周知の事実となっています。ですが、中古車にも別途料金を支払えばそれなりの保証が付いてくることに関しては、さほど多くの人が知っているわけではないようです。

どうしてか?

この中古車保証は、10年ぐらい前からさまざまな中古車取扱企業・団体が積極的に採用し始めた比較的新しい制度で、すべての中古車取扱店が採用しているわけではないからです。
また、新車のメーカー保証のようにどのメーカーもほぼ一律の内容というわけではなく、中古車取扱企業・団体によって内容がかなり違うという側面もあります。ばらばらな内容では、当然ユーザー側の認識やイメージも不明確なものになってしまいます。

Jくんが中古車保証について初耳だったのも、おそらくクルマを購入した個人経営の中古車ショップに保証制度がなかったためでしょう。それ故、中古車保証のことを知らず、かつ付けず、素のままでクルマを乗り続けて悲劇に陥ったのです。

実は、Jくんのように保証を付けていない人でも、故障が購入してすぐのことで、実際に「隠れた瑕疵」(中古車に当然予想される通常の自然消耗とはいえない不具合)であれば、無償修理を求めることができます。それは、まっとうな商売をするなら当たり前の行為ということになりますが、「売主の瑕疵担保責任」として法律で定められているのです。

「売主の瑕疵担保責任」
中古車に当然予想される通常の使用損耗とはいえない不具合があり、販売店もお客様もそれに気づかずに売買が行われ、後に不具合が発見された場合には、法律では「売主の瑕疵担保責任」として販売店に対して無償修理の要求、または、修理が不可能な場合には売買契約を解除する権利が認められています。
なお、売主の瑕疵担保責任は無過失責任であり、販売店がその不具合を知っていたか否かは関係ありません。
※民法第570条「売主の瑕疵担保責任」
(一般社団法人自動車公正取引協議会ホームページより引用)

しかし、中古車購入直後のトラブルが丸く収まらないケースも散見されます。「納車後に不具合が分かっても、当店では一切対応いたしません」と言われたというトラブル相談が、消費者センターなどに寄せられることもあるようです。現状は、かなり複雑です。

それに、Jくんの場合は約1年経った後の故障でした。これに関しては、無償修理は困難と考えるべきでしょう。
そもそも中古車は新車よりは壊れやすいという動かしがたい事実があり、それを前提に考えれば、売主の責任期間を明確に区切った保証のようなものがない限り、責任の在処は時間の経過とともにどうしても曖昧なものとなってしまうのです。
その意味では、中古車保証制度を採用している中古車取扱店と、そのお店が扱っているクルマは、「売主の瑕疵担保責任」の遵守を踏まえていると言えるかもしれません。

なので、とりあえずの結論は、こうなります。

Jくんはこだわりの中古車に乗ると決めた際に、事前に中古車保証制度のことや、お店によって(あるいはクルマによって)保証の採用・不採用があること、さらには保証内容もさまざまであることなどをちゃんと学んでおき、それを踏まえて慎重な購買行動を取るべきでした。
逆にいうなら、もし保証が付いてなくても欲しいクルマであったなら、十分に起こり得る故障とその修理(自腹)のリスクを覚悟のうえで購入すべきでした。

オススメの中古車保証は
ロータスクラブの『SHUGO★CIN』

では、中古車保証とは具体的にどんな内容のものなのでしょうか?

先述したように、保証内容は採用している企業・団体・お店によって大きく異なります。決して一律ではありません。「保証が付いている安心の中古車ですよ」といわれたとしても、ひどいものになると、保証対象となる部品がわずかな数に抑えられているうえ、保証期間が1~2ヵ月しかない場合があったりするので、その点、注意が必要です。

安心できるのは、やはり大手をはじめとしたしっかりした企業・団体による保証です。
以下にあげるのは、ロータスクラブが展開する中古車保証『SHUGO★CIN(守護神)』ですが、保証対象部品数も保証期間も十分に安心できる設定となっています。

守護神のコピー

ちなみに、この『SHUGO★CIN(守護神)』の保証料は、対象となる中古車の国産/輸入車の別・排気量・経過年数・走行距離・車両価格などによって細かく異なってくるために一概にはいえませんが、あくまで一例を紹介すると、こんな感じになります。

「対象となる中古車が、例えばスズキ・ジムニー(自家用軽四乗)の初度登録から10年~13年未満で、走行距離が70,000km~150,000km以内の車両購入価格が80万円の車でしたら、1年間の保証料は44,528円(税込)、2年間であれば77,932円(税込)です。
保証対象はエンジン機構、動力伝達機構等9機構で251部品となり、保証対象部品も十分に安心いただける設定となります」

ロータス店が扱う中古車は「プロがしっかり整備しているので安心」という定評があるのですが、それでも万が一の故障のときの修理代などのことを考えれば、しっかりした中古車保証を付帯しておくことは必要です。

では、最後のまとめです。

これから中古車に乗ろうと考えているのであれば、「損傷は保険、故障は保証」という言葉をお忘れなく!
それから、「自分に合った自動車保険の内容はどんなものか」と「このお店(クルマ)の中古車保証はどうなっているんのか」という2点を踏まえてクルマ選びをしましょう!

よりはっきり言うなら、お近くのロータス店で中古車購入&付保(保険・保証)を行うことでベスト中古車ライフを実現してください!

「損傷は保険、故障は保証」という言葉を深く胸に刻もう!(前編)

「損傷は保険、故障は保証」という言葉を深く胸に刻もう!(後編)

関連キーワード

  • ロータスカードWeb入会
  • ロータスカードWeb入会

あわせて読みたい

  • Vol.26  “保険付帯”のレンタカーなのに、事故で「免責分の支払」ってなに?(後編)

    クルマのトラブル「もしも」マニュアル

    Vol.26 “保険付帯”のレンタカー…

    免責5万円=自己負担5万円Wくんが思わぬ出費を突きつけられることになった「免責」については、自分のクルマをもち、任意の保険に入っている人ならだいたいのことはご…

    2017.12.26更新

  • Vol.43 あおられて自損事故。自分だけが悪いだなんて、そんなのアリ?(後編)

    クルマのトラブル「もしも」マニュアル

    Vol.43 あおられて自損事故。自分だ…

    前編では、あおり運転をされたことによって自損事故を起こしてしまったN君の事例を紹介しました。そんな事態にならないために、N君はどうすればよかったのでしょうか?…

    2019.08.06更新

  • Vol. 22  任意保険未加入の営業車両から「もらい事故」。ベストの補償交渉術は?

    クルマのトラブル「もしも」マニュアル

    Vol. 22 任意保険未加入の営業車…

    【今回のやっちゃったストーリー】一人で美容院を経営しているSさん(32歳)。ある日の帰宅途中、信号が青になった交差点に進入したとき、信号を無視して走ってきた運…

    2017.09.12更新

  • Vol.23 若者の「うっかり無保険運転」を防ごう!(前編)

    クルマのトラブル「もしも」マニュアル

    Vol.23 若者の「うっかり無保険運転…

    【今回のやっちゃったストーリー】Tさん(56歳・会社員)の娘は、大学入学を目前にした春休みに運転免許証を取った。Tさんは父として、入学祝いにクルマでも贈ってや…

    2017.10.24更新

  • Vol.17 飛び石でフロントガラスにヒビ。保険で直すか自腹で直すか、それが問題だ。

    クルマのトラブル「もしも」マニュアル

    Vol.17 飛び石でフロントガラスにヒ…

    【今回のやっちゃったストーリー】休日のドライブを終えて、夕暮れの高速道路を使って家路を急いでいたNくん(26歳・フリーター)。出口が間近となったので、走行車…

    2017.06.15更新

  • Vol.34 外国人観光客が運転するレンタカーと事故したら、どうする?(後編)

    クルマのトラブル「もしも」マニュアル

    Vol.34 外国人観光客が運転するレン…

    ちゃんとしたレンタカーなら外国人による事故でも補償はでる外国人が運転するレンタカーとの事故の場合、いろいろとたいへんではありますが、ケガや損傷に対する補償に…

    2018.09.25更新

< 前のページへ戻る