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クルマのトラブル「もしも」マニュアル
2019年3月26日更新
【今回のやっちゃったストーリー】
Dくん(21)は、どんな買い物でもネットで済ませちゃう派。さすがにクルマはお店で買ったけど、任意保険はネットのダイレクト保険で契約した。契約は超簡単だった。必要事項の記入と、希望項目にチェックを入れていくだけであっさりと終わった。しかも、狙いどおり総額をかなり安くおさえられた。しかし、ある日、Dくんは、それを激しく後悔することとなった。
狭い道路を運転中、前方から猛スピードのクルマがセンターラインをはみだしながら走ってきた。Dくんは鋭い反射神経で咄嗟に右にハンドルを切り、なんとか衝突をまぬがれた。が、それもつかの間、バンパーをゴツンと電信柱にぶつけてしまった。
「あちゃー」
悪いのは危険運転をしていたあのクルマのせいと瞬時に思ったが、すでにはるか後方に走り去っており、影も形もない。Dくん、憤懣やるかたないまま、取り急ぎ事故処理すべく冷静に警察と保険会社に連絡を入れた。
駆けつけた警官にDくんは、事故原因をつくったクルマのことを盛んに申し立てた。だが、とくに気にもとめられず、最終的に自損事故として処理された。そして保険会社からは「電信柱を直す対物補償はでますけれど、お客さまの車両保険は車対車の特約なので、自損事故による損傷の修理代はでません」といった主旨をクールに電話越しで告げられた。
Dくん、自分が契約している車両保険が車対車の事故の場合にしかおりないのだと、そこではじめて認識し、愕然となった。でも、「まあ、バンパーの凹みぐらいなら2~3万円で直るだろうから、保険が使えなくてもいいや」と気を取り直し、すぐにお店に修理の依頼をしにいった。
そしたら、こんどはメカニックの人から「バンパーだけじゃなくてフェンダーもやられてる。それに内骨格がゆがんでいる可能性もある。ちゃんと調べてみないとわかりませんが、直すのに数十万かかることになるかもしれません」との発言が飛びでた。
Dくん、驚きのあまり目が点となり、酸欠の金魚のように虚空に向けて口をパクパクさせるばかりとなったのであった。
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※日本損害保険協会調べ
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