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クルマのトラブル「もしも」マニュアル

Vol.10 ペダル踏みまちがえでコンビニを破壊。その莫大な賠償金、払えるのかな?〈後編〉

2019年3月26日更新

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前編では、ブレーキとアクセルを踏みまちがえてコンビニを破壊してしまったJ子さんのケースを見つつ、ペダル踏みまちがい事故が若者に多いという事実を知りました。後編では、そのことを踏まえながら、クルマの対物賠償保険の契約をいかにしておくべきかについてお話します。

物損事故の賠償金は
フツーに億を超えるゾ

クルマによる物損事故はいろいろありますが、どんなものであれその賠償金は想像以上に高く、J子さんならずとも事故を起こしたほとんどの人がその額に腰を抜かします。
下の表を見てください。億を超えるのはざら。それぞれのデータが古いものばかりなので、同じような事故なら現在の金額にするともっといくことになると思うのですが、とにかく、恐ろしい額の賠償金が必要になります。

※出典:2014年3月12日付「保険毎日新聞」 /参考:保険の窓口インズウェブ

※出典:2014年3月12日付「保険毎日新聞」 /参考:保険の窓口インズウェブ



では、コンビニに突っ込んでさまざまなモノを破壊したJ子さん(本人の過失100%で店の過失は0%)が支払うべき賠償金は、いったいいくらになるのでしょうか?
破壊したモノや商品の数と、そのコンビニが通常どれくらい営業利益を上げているかによって大きく異なるのではっきりしたことはいえませんが、おそらく数千万円から1億数千万円のあいだで賠償請求がなされるものと見られます。それは当然、フツーの20歳の女子が自分で支払える額ではありません。もし対物賠償保険に入っていないとすれば、よほどの資産家でない限り、自分の給料などから一生支払いしつづけるか、自己破産するかの道しか残されていないことになるのです。まさに悲劇!J子さんが対物賠償保険に入っていることを祈るばかりです。

対物賠償保険は
賠償額が無制限のものを!

ただし、この対物賠償保険、入ってさえいればOKというものでもありません。
もういわずもがなですが、保険料を安く済ませるために賠償額の上限を数千万円程度にしていたとしたらアウトとなる可能性は大です。対物賠償保険は、やはり賠償額が無制限のものに入っておくべきなのです。

現実の加入状況はどうなっているのでしょうか?
下に示したように、現在、約94%以上もの人が賠償額が無制限のものに入っているというデータがあります。これはすばらしい傾向といえるでしょう。ただ、一方で見過ごせない事実もあります。それは、数千万円までの上限を設けている残り数%の人の多くがペダル踏みまちがい事故を起こしやすい高齢者と若者であるということ。これはかなり問題があるといえるのではないでしょうか。

※出典:2014年3月12日付「保険毎日新聞」 /参考:保険の窓口インズウェブ

※出典:2015年1月1日~3月21日の「保険スクエアbang! 自動車保険」利用者データ



※出典:2015年1月1日~3月21日の「保険スクエアbang! 自動車保険」利用者データ

※出典:2015年1月1日~3月21日の「保険スクエアbang! 自動車保険」利用者データ



一般的に経済的余裕がないとされる高齢者そして若者ということを考えれば、こうなるのは致し方ないといえる部分はあるのかもしれません。しかし、上限付きと無制限の差は年間で数百円から多くて数千円(※この数字については確認をお願いします)です。万が一のときに、わずかこれだけの差で、人生のペダルまで踏みまちがえることになるなんて切なすぎます。両者には、なんとか無制限のものに加入すべく踏ん張ってもらいたいところです。
さて、うら若きJ子さんは賠償金が無制限の対物賠償保険に入っていたのでしょうか? それがとても気になります。

ペダル踏みまちがえでコンビニを破壊。その莫大な賠償金、払えるのかな?〈前編〉
ペダル踏みまちがえでコンビニを破壊。その莫大な賠償金、払えるのかな?〈後編〉

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