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北陸(富山、石川、福井)

若狭から京へと続く鯖街道の宿場町に設置された趣のある旅の拠点『道の駅 若狭熊川宿(わかさくまがわじゅく)』

2017年6月15日更新

若狭から京都に至る多くの街道や峠道はさまざまな物資が往来しましたが、その中でも『鯖』が注目されたことから、これらの道を総称して『鯖街道』と呼ばれています。熊川宿は、鯖街道の中でも重要な『若狭街道』の宿場町として、江戸時代に栄えました。

熊川宿
若狭町では、平成7年~9年に若狭街道沿いの旧宿場町の大部分(延長約1.1㎞、幅約100mの範囲)を国の重要伝統的建造物群保存地区として申請し、歴史ある景観を整備し、まちづくりを進めてきました。その後、さらなる整備が行われる中、平成9年に資料館、平成11年に『道の駅 若狭熊川宿』(四季彩館)が開館の運びとなりました。
『道の駅 若狭熊川宿』は、舞鶴若狭自動車道小浜ICから約15km(約20分)の場所にあり、重要伝統的建造物群保存地区となっている宿場の西の出入口部分に当たります。

熊川宿店舗外観
施設は、物産販売コーナーとレストランからなる『四季彩館』を中心に、道の駅としての駐車場・休憩情報コーナー・トイレなどと、鯖街道の歴史を紹介する『鯖街道ミュージアム』で構成されています。
『四季彩館』の物産販売コーナーでは、若狭町と鯖街道にちなんで、焼き鯖寿司や鯖寿司などの商品が並んでいます。

鯖寿司

鯖寿司



焼き鯖すし

焼き鯖すし



熊川宿へしこ3

また、17世紀頃から京都に向けて売買され、お菓子の材料として使われてきた熊川葛(くまがわくず)を原料とした葛羊羹・葛粉・葛湯などもお土産として選ばれています。その他、伝統工芸品では、日本一の生産量を誇る『若狭箸』があります。

熊川くず

熊川くず



熊川くずようかん

熊川くずようかん



くず湯(しょうが)

くず湯(しょうが)



レストランの名物メニューは、(焼き)鯖寿司とミニうどん(または、そば)と小鉢とデザートからなる『鯖寿司セット』『焼き鯖寿司セット』です。また、『若狭路ご膳』(鯖へしこ・福井梅干・ごはん・小鉢・うどん・くずようかん)は、「へしこを温かいごはんにのせて、また出汁をかけてへしこ茶漬にもできる」という一品。熊川葛を使ったメニューとしては、浜焼鯖の身を甘辛く味付し、フレーク状にしたものを熊川葛であんかけにした『四季彩丼』があります。

『焼き鯖寿司セット』(1200円税込)

『焼き鯖寿司セット』(1200円税込)



『若狭路ご膳』(900円税込)

『若狭路ご膳』(900円税込)



『四季彩丼』(800円税込)

『四季彩丼』(800円税込)



鯖街道ミュージアムでは、パネルや模型展示によって鯖街道や熊川宿の歴史を伝えています。

詳細情報

名称 道の駅 若狭熊川宿
住所 福井県三方上中郡若狭町熊川11-1-1
電話番号 0770-62-9111(四季彩館)
営業時間 四季彩館(物産販売コーナー)午前9時~午後6時(3~11月)、午前9時30分~午後5時30分(12~2月) / 四季彩館(レストラン)午前10時~午後6時 L.O.午後5時30分(3~11月)、午前10時~午後5時30分 L.O.午後5時(12~2月)
定休日 毎週木曜日
アクセス 北陸自動車道敦賀ICから車で約50分、舞鶴若狭自動車道小浜ICから車で約20分
駐車場 40台(普通車28台、大型車10台、身障者用2台)
ホームページ http://kumagawa-juku.com/
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