ロータスクラブが運営するクルマとあなたを繋ぐ街「ロータスタウン」

北陸(富山、石川、福井)

北陸随一の渓谷美!4月~11月に登場する川床も人気!「鶴仙渓(かくせんけい)」

2021年7月27日更新

4つの温泉地が集まる石川県の加賀温泉郷。その中の一つ、「山中温泉」は、1年を通して自然の豊かさを満喫できる、山間にあります。大きな見どころとなっているのが、温泉街に沿って流れている大聖寺川(だいしょうじがわ)の渓谷「鶴仙渓」です。

©山中温泉観光協会



©山中温泉観光協会



鶴仙渓には、約1.3キロメートルの遊歩道が整備されています。歩いて行くと、四季折々の景観を楽しめるとともに、上流から順に「こおろぎ橋」、「あやとりはし」、「黒谷(くろたに)橋」と3つの橋と出合うことができます。

遊歩道 ©山中温泉観光協会



こおろぎ橋は、総ヒノキ造り。2019年10月に4度目の架け替えが行われました。その名称については、昔は通るのが危なかったという意味の「行路危(こうろぎ)」に由来するとか、周辺にコオロギが多かったからなど、諸説あります。

こおろぎ橋 ©山中温泉観光協会



木々の間を進むと、S字型の「あやとりはし」が見えてきます。いけばな草月流三代目家元・勅使河原宏氏によるデザインで、コンセプトは「鶴仙渓を活ける」。赤紫色の鉄骨橋は独特の美しさがあり、見る人を魅了します。毎日、日没後にライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気も楽しめます。

あやとりはし ©山中温泉観光協会



©山中温泉観光協会



あやとりはしの袂(たもと)には、毎年4月~11月に川床が登場します。川のすぐ近くに作られた座敷で「川床弁当」(要予約)や、山中出身の和食料理人・道場六三郎氏監修の甘味などを味わいながら、風流なひとときを過ごせます。席料(加賀棒茶付き)は、大人300円、小学生200円。営業時間は、午前9時30分~午後4時(11月のみ午前10時~午後3時)でラストオーダーは終了15分前です。

川床 ©山中温泉観光協会



近くの「桜公園」は、春になるとソメイヨシノやシダレザクラが咲き誇る、桜の名所です。

最も下流にあるのが、アーチ型の石橋「黒谷橋」。俳人・松尾芭蕉が当時、木造りの黒谷橋を訪れ、「この川の黒谷橋は絶景の地なり 行脚の楽しみここにあり」とうたったとされるほど景色の良い場所です。近くには、芭蕉の小像が安置された御堂「芭蕉堂」があります。

芭蕉堂 ©山中温泉観光協会



川のせせらぎを聞きながら個性的な3つの橋を巡って、自然の中を歩く……そんな休日を過ごしてみてはいかがでしょう。

©山中温泉観光協会



温泉街 ©山中温泉観光協会

詳細情報

名称 鶴仙渓
住所 石川県加賀市山中温泉東町1丁目~こおろぎ町
電話 山中温泉観光協会:0761-78-0330
駐車場 こおろぎ橋駐車広場22台、あやとりはし駐車場12台
アクセス 北陸自動車道加賀IC/片山津IC/小松IC/福井北ICから、それぞれ約30分
ホームページ https://www.yamanaka-spa.or.jp/highlights/landmark

関連キーワード

  • ロータスカードWeb入会
  • ロータスカードWeb入会
  • 店舗検索
  • 店舗検索
  • 楽ノリレンタカー
  • 楽ノリレンタカー

あわせて読みたい

  • 江戸時代初期に端を発する、「越中富山の薬売り」の歴史と文化をわかりやすく紹介する『広貫堂資料館(こうかんどうしりょうかん)』

    ロータスな旅 > 北陸

    江戸時代初期に端を発する、「越中富山の薬…

    富山は“薬都”ともいわれる、薬の街です。江戸時代初期、富山藩二代藩主・前田正甫は、自らも医薬の知識に通じていたといわれますが、薬によって領民の救済を行うだけで…

    2018.03.13更新

  • 有名人めがねコレクションを見て、自分でめがねを手作り!日本の“めがねの産地”福井県鯖江市にある『めがねミュージアム』

    ロータスな旅 > 北陸

    有名人めがねコレクションを見て、自分でめ…

    あなたはめがねをかけていますか?最近、めがねは『アイウェア』とも呼ばれ、ファッションアイテムとしても使用されています。福井・鯖江は、国内産メガネフレームの9割の…

    2019.07.09更新

  • 一度は見たい!落差日本一の大滝「称名滝(しょうみょうだき)」

    ロータスな旅 > 北陸

    一度は見たい!落差日本一の大滝「称名滝(…

    富山県立山町の山間に、「落差日本一」といわれる称名滝(しょうみょうだき)はあります。立山連峰を源流とし、弥陀ヶ原台地から一気に流れ落ちるその落差は350m。四段…

    2016.08.19更新

  • 敦賀にて北陸道の安全をお護りくださる「氣比神宮(けひじんぐう)」

    ロータスな旅 > 北陸

    敦賀にて北陸道の安全をお護りくださる「氣…

    氣比神宮(けひじんぐう)は、大宝2(702)年の建立と伝えられる越前国一の宮です。地元では親しみをこめて「けいさん」と呼ばれています。七柱のご祭神をまつる北陸道…

    2016.05.13更新

  • 能登の山間に生まれた、まるで童話の世界のような小さな自然ふれあい施設『ケロンの小さな村』

    ロータスな旅 > 北陸

    能登の山間に生まれた、まるで童話の世界の…

    能登半島北部の能登町に生まれた、小さな谷の自然ふれあい施設『ケロンの小さな村』。名前の「ケロン」は、施設がある谷間に多く生息するカエルにちなんでいます。まるで…

    2016.09.16更新

  • コロッケで町おこしを図る富山県高岡市にある「コロッケカフェ・アルペーゼ」

    ロータスな旅 > 北陸

    コロッケで町おこしを図る富山県高岡市にあ…

    「高岡コロッケ」は、富山県高岡市のご当地グルメです。元々、富山県はコロッケの購入額日本一(一世帯あたり年間約2300円)と言われるコロッケ好きの土地柄。高岡市も…

    2022.10.12更新

< 前のページへ戻る