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北陸(富山、石川、福井)
2016年9月30日更新
富山県立山町の山間に、「落差日本一」といわれる称名滝(しょうみょうだき)はあります。立山連峰を源流とし、弥陀ヶ原台地から一気に流れ落ちるその落差は350m。四段からなる大滝の水量は、多いときには毎秒100トンにもなると言われています。その名のいわれは、鎌倉初期の高僧で浄土宗の開祖である法然が、この滝の轟音を「南無阿弥陀仏」という称名念仏の声として聞いたことに由来すると伝えられているそうです。まさに、その迫力は神仏にも例えられるほどということでしょう。称名滝は、国指定名勝・天然記念物に指定されているほか、「日本の滝100選」にも選ばれています。
称名滝の右側にハンノキ滝があり、ハンノキ滝の落差は約500 mとされているので称名滝以上なのですが、こちらは大雨などで川の水量が増えたときのみしか流れることがないため、落差日本一とは認められていないのです。
春先などに雪解け水が多く流れ込むとハンノキ滝が現れて、二つの滝がV字を描くように流れ落ちます。また、午後に西日がうまく差し込めば虹がかかった珍しい光景を見ることが出来ます。
称名滝を見るためには、富山県道6号富山立山公園線を立山方面へ進み、立山有料道路との分岐点から、富山県道170号弘法称名立山停車場線を進みます。そして、終点にある駐車場で車を停め、そこから1.3 kmの道のりを歩きます(徒歩約30分程度)。簡単に見ることのできない滝ですが、それゆえに本物を見たときの感激は大きなものがあります。
名称 | 称名滝 |
---|---|
住所 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺 |
問い合わせ電話番号 | 076-462-9971(立山町商工観光課) |
注意 | 冬季閉鎖 |
駐車場 | 350台(駐車料金無料) |
アクセス | 北陸自動車道立山ICから車で約60分、その後徒歩約30分 |
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