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北陸(富山、石川、福井)

縞模様の地層「年縞(ねんこう)」をテーマにした世界初の博物館「福井県年縞博物館」

2023年8月17日更新

福井県・若狭湾国定公園内の国指定名勝「三方五湖(みかたごこ)」は、日向湖(ひるがこ)・久々子湖(くぐしこ)・菅湖(すがこ)・水月湖(すいげつこ)・三方湖(みかたこ)の5つの湖を指す言葉です。これらの湖は水路でつながっていて、多様な魚類が生息。また、毎年多くの渡り鳥が立ち寄る場所でもあり、2005(平成17)年にはラムサール条約に湿地登録されました。

三方五湖



そんな三方五湖の湖畔に、2018(平成30)年開設の「福井県年縞(ねんこう)博物館」があります。年縞とは、湖の底に泥などさまざまなものが積み重なって出来る層のこと。春から秋にかけてはプランクトンなど黒っぽいものが、秋の終わりから冬には鉱物等の白っぽいものが積もり、縞模様のように見えるのが特徴です。



福井県年縞博物館には、三方五湖の中で最も大きい水月湖の年縞が展示されています。水月湖から掘り出された年縞は、圧巻の「厚さ45m!」。年月にしてなんと7万年分。世界一の規模です。

年縞



館内では、その実物をステンドグラスに加工し、横向きにして長さ45mもの空間に展示しています。年縞の1層、つまり1年分の厚さは平均0.7mm。そう考えながら、見ていくだけで年月の長さを実感することができます。

年縞ステンドグラス定規



年縞は1年に1層ずつ作られるため、調べることで、その年代に生息していた植物や生物、気候の変化などが分かります。中でも、水月湖の年縞は層が乱れることなく、1年ずつきちんと積み重なっているので、研究者たちから“世界標準のものさし”とも言われています。

水月湖年縞7万年ギャラリー



館内では、水月湖に7万年分もの年縞が残った理由や、年縞の研究で判明した内容なども多様な展示品によって解説されています。また、世界各地・日本各地の様々な年縞と、そこからわかる過去の「できごと」について紹介した展示コーナーもあります。

水月湖の秘密



発見



記録



ショップでは、年縞をモチーフにした定規や付箋、さらには年縞柄の「リアル年縞ネクタイ」などオリジナルグッズを販売しています。



また、併設の「cafe縞(しま)」では、年縞の掘削作業をイメージしてサンドイッチを高く積み上げた「年縞SAND」(950円、税込、価格は2023年7月現在、以下同様))やフレンチプレスの「年縞コーヒー」(1000円)を提供。また、玉ねぎ・生姜・スパイス類を梅酢で煮込んだ「福井梅カレー」(1000円)なども人気です。店内の大きなガラス窓からは美しい川や湖、山々を眺められます。天気が良ければテラス席がおすすめです。



年縞SAND



自然が作り上げた縞模様、湖底で長い時間を刻み続けてきた年縞をぜひ見てみましょう。

詳細情報

名称 福井県年縞博物館
住所 福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1 縄文ロマンパーク内
電話 0770-45-0456
開館時間 午前9時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
休館日 火曜日 ※休日の場合は翌日(GW・夏休み期間は無休)、年末年始 ※臨時休館あり
観覧料 一般500円、小学生~高校生200円 ※【若狭三方縄文博物館との共通観覧券】一般700円、小学生~高校生280円
駐車場 70台 ※若狭三方縄文博物館と共用
アクセス 舞鶴若狭自動車道三方五胡スマートICから約5分
ホームページ http://varve-museum.pref.fukui.lg.jp/
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