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中京(静岡、愛知、岐阜、三重)

一見チープだけど、極めてユニーク!深海魚などいろんな水の生物に出会えて「おもしろい!」「珍しい!」と話題沸騰の『蒲郡市竹島水族館』

2018年3月13日更新

愛知県蒲郡(がまごおり)市にある、一見チープだけれど極めてユニークな水族館『蒲郡市竹島水族館』。通称『たけすい』。このローカルで小さな水族館は、年間30万人以上の幅広い年代の訪問者を集め、さらにSNSなどで大いに話題拡散中なのです。

竹島水族館 外観
蒲郡市竹島水族館は1956(昭和31)年7月に創設され、1962(昭和37)年に現在の場所に移転しました。一時的に、施設老朽化とともに入場者減少が続きましたが、規模の小ささを逆手に取ったアットホームな運営を徹底し、さらに「型破り」ともいえる手書き説明などが話題を呼び、いまや最も「ホットな地方水族館」となっています。

魚歴書

魚歴書



解説 オオグソクムシ

解説 オオグソクムシ



まず、概要のご紹介。『たけすい』は、常時約450~500種類、約4500匹の生き物を展示公開しています。展示生物は、海水と淡水(川や湖など)の両方をカバーしています。

キラキラたけすいリーフ

キラキラたけすいリーフ



2011(平成23)年にタッチプールを設置し、ここでは深海の魚やタカアシガニにさわることができます(冬季のみ)。また、小さい水族館ですが、オタリアによるアシカショーが行われているのもうれしいところ。さらに、カピバラの飼育も行われています。

アシカショー

アシカショー



カピバラショー

カピバラショー



展示の水槽を入り口から見ていきましょう。
入り口の『クラゲ』水槽を見た後、壁づたいに『熱帯淡水の生き物』『熱帯の大型淡水魚』の水槽、そして『三河湾の魚』(飼育員の採集魚が多い!)~『キラキラたけすいリーフ』~『遠州灘沿岸に住む魚』などの水槽が続きます。

ウツボ水槽

ウツボ水槽



そして、奥の水槽が『三河湾大水槽』(地元の海を再現!エイ、サメなど盛りだくさん)と『カピバラ水槽』。その手前に『上からサンゴ水槽』。壁づたいに戻ると、「ここにしかいない!」という超激レアな生物がいっぱいの『深海コーナー』(冬場がおススメ!)があります。さらに、『温帯から熱帯に住む仲間』~『サンゴ礁の魚』(熱帯の海水魚がいっぱい!チンアナゴもいます!)と続き、ここで最初に入った展示室をほぼ一周して『日本の川魚・熱帯の変った淡水魚』があります。

上からサンゴ水槽

上からサンゴ水槽



さて、その先に見えるのが『さわりんぷーる・たけすいの小窓』(冬は深海の生き物に触れる全国的に超珍しいタッチングプール)です。

さわりんぷーる

さわりんぷーる



また、100円から300円でエサやり体験ができる『パクパクおさかなプール』も大人気です。非日常の感覚で癒されたい方には、サンゴと水草が揺れる『まったりうむ』がオススメ。『アシカプール』では、10時30分、12時(土・日のみ)、13時30分、15時に15分から20分ほどのショーが行われます。

『たけすい』のホームページでは、自ら「たけすいのツボ」と称して、その特徴を語っています。いくつかを要約してご紹介します。
その1…「入館料が安い!」大人500円、小中学校200円、幼児は無料。約450~500種類、4500匹の水の生物に出会え、アシカショーまで見ることができて、この入館料は確かに安い!
その2…「種類数はとっても多い!」展示数としては少ないですが、種類数は大型水族館と比べても多い方で、小さな水族館として450~500種類という数はかなりのもの。これは、飼育展示係は頻繁に海へ出かけて釣りや潜りで生き物をスカウトしてくるほか、地元漁師さんの協力も大きいのだとか(とくに貴重な深海魚は漁師さんたちからもたらされます)。
その3…「飼育員さんと仲良くなれる!」飼育展示係はみんな気さくで、来館した人と仲良く会話したり、説明したりしてくれます。飼育展示係と仲良くなると、ウラ情報やもっと深い話も聞けるのだとか。
その4…「解説は日本一級!」館内の展示や生き物の解説プレートは、ほとんど担当の飼育展示係が手作りしたもの。その肉声たっぷりの解説は、ツイッターやフェイスブックなどでも話題になり、評判を呼んでいます。

解説 メガネゴンベ

解説 メガネゴンベ



解説 アカマツカサ

解説 アカマツカサ



『たけすい』は2017年9月から休業し、2018年1月1日にリニューアルオープンしました。このリニューアル工事では、深海水槽を以前の2倍の幅6メートルに拡張。タカアシガニをはじめメヒカリなどの深海魚の展示をさらに充実させる狙いがあります。

深海水槽

深海水槽



タカアシガニ

タカアシガニ



ますます“面白さ”を磨きつつある『たけすい』…これは一度は行っておかないと…マズイでしょ!

詳細情報

名称 蒲郡市竹島水族館
住所 愛知県蒲郡市竹島町1-6
電話番号 0533-68-2059
開館時間 午前9時~午後5時 ※入館は午後4時30分まで
休館日 毎週火曜日(祝日の場合は翌日、※春休み・GW・夏休み・冬休み期間は火曜日も開館)6月の第1週目の水曜日、12月29日・30日・31日
入館料 大人500円、小・中学生200円、小学生未満は無料 ※障がい者割引有
アクセス 【車】東名高速道路音羽蒲郡ICよりオレンジロード(無料)経由、道なりにまっすぐ南へ約15分/[名古屋方面より]23号線バイパス終点蒲郡ICより南へ道なりにまっすぐ約10分、【電車】JR東海道本線または名鉄蒲郡線 蒲郡駅南口より徒歩約15分(あるいは蒲郡駅南口よりバスで約5分「竹島遊園」で下車)
駐車場 水族館前駐車場約40台(無料)、竹島園地駐車場約200台(平日無料、土・日・祝日有料、ゴールデンウィーク潮干狩り期間も有料) ※いずれの駐車場も周辺観光施設と共用
公式ホームページ http://www.city.gamagori.lg.jp/site/takesui/
公式ブログ http://takesuiaq.exblog.jp/
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