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中京(静岡、愛知、岐阜、三重)
2016年5月13日更新
2016年、世界の視線が注がれる伊勢志摩から、伝統的なグルメをご紹介します。伊勢うどんの歴史は古く、江戸時代以前から伊勢地域の農民が食べていた地味噌の“たまり”をつけたうどんを、食べやすく改良したものといわれています。また、伊勢神宮に詣でるために遠国から長旅を続けてきた人たちに、消化の良い食べ物を提供するために考えられたという説もあるようです。
伊勢うどんの特徴は大きく言って二つ。一つは、麺が太めで非常に柔らかく、コシがないということ。通常のうどんの茹で時間が数分から15分なのに対して、伊勢うどんは約1時間ほど茹でます。その結果、独特のふにゃふにゃモチモチとした食感が生まれるのです。
もう一つの特徴は汁です。いりこや鰹節、昆布などをじっくり煮込んでとっただし汁に、たまり醤油などを加えた黒い汁です。非常にシンプルな食べ物なので、基本的にトッピングもネギ程度。
日々、世界情勢の中で緊張を強いられる各国の首脳にも、サミットついでにぜひ味わっていただきたい逸品なのですが・・・事実はいかに。
伊勢市観光協会はホームページで市内の伊勢うどんがたべられるお店を紹介しています。
http://www.ise-kanko.jp/meibutu/iseudon.html
中むら
伊勢神宮外宮前で田中中世古と呼ばれるこの場所には、江戸時代からうどん屋があったとか。「中むら」はそこを大正5年に受け継いで、今は四代目の女将が切り盛りする。煮干と鰹節で取った出汁に地元産のたまりを使い、5時間かけて大釜でじっくり煮込で作るコクのあるタレが自慢。玉子を絡めた麺に自慢のたれをかけた「伊勢玉子うどん」のまろやかな味は格別!
住所:三重県伊勢市本町12-14
電話番号:0596-28-4472
営業時間:午前11時~午後4時
定休日:水曜(祝日の場合は営業)、第3火曜
ホームページ:http://iseudon-nakamura.jp/
ふくすけ
ふくすけの伊勢うどんは、たまり醤油独特のコクと天然利尻昆布と鰹節といった天然のだしを利かせたタレが特徴です。見た目は辛そうですが、意外とあっさりとしていて、一度食べたらやみつきになります。タレは食べ終わってからそのまま飲んでいただける自慢の味です。
住所:三重県伊勢市宇治中之切町(おかげ横丁内 )
電話番号:0596-23-8807
営業時間:午前10時~午後5時30分(季節により異なります)
定休日:年中無休
ホームページ:http://www.okageyokocho.co.jp/tenpo.php?no=1
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