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日本EVクラブ 試乗会ルポ (前編)環境によくて運転が楽しいクルマを選ぼう!

2019年6月27日更新

さまざまな自動車メーカーの最新のEVとPHVならびにPHEVの試乗ができる日本EVクラブ主催の『最新EV・PHV試乗&セミナー』。6月25日(日)に東京の日本科学未来館で開催された会の模様をレポートする!

前編TOP_web

わずか3000円で学びと試乗ができる会

日本EVクラブは、自動車評論家の舘内端(たてうち ただし)氏が代表となって1994年に設立された団体(2015年に一般社団法人化)。クルマの排ガスによる環境破壊を食い止めるべく、EVを中心としたエコカーの普及をテーマとしたさまざまな活動を展開している。

2010年から年に5回ほど開催している『最新EV・PHV試乗&セミナー』もそのひとつ。3000円の参加費(会員は1500円)を支払えば、舘内代表のクルマと環境問題についての講座などが聞けるうえに、最新のEVとPHVならびにPHEVが複数台試乗できるという、「みらいのクルマ」好きにはうれしい内容となっている。

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日本EVクラブ代表の舘内端氏



「EVにシフトしないと地球が危ない」との警鐘が

6月25日(日)に開かれた会の前半(AM10:00~PM1:30)では、舘内代表による「地球温暖化とEV・PHEV講座」と、自動車メーカー担当者による自社開発のエコカーに関する解説、EVオーナーへのインタビューといった三つのプログラムが行われた。

最初のプログラムである舘内代表の講座は2時間近くにわたった。ざっくばらんな口調で笑いを誘いながらもかなりショッキングな内容となっていて、「ガソリンエンジン車は地球環境によくない。EV・PHEVへのシフトが急務」という事実が、具体的な数値とともに説得力をもって語られた(以下はその一部分の要約)。

「僕はかつて排気量5リッターのV型12気筒のジャガーXJSに好んで乗っていたんですが、もう、そういうのは犯罪といっても過言ではない時代になっています。
なにしろ、2012年時点の1年間の世界の石油消費量42億5000万トンのうちの半分以上の22億7070万トンを自動車が使っている。それにともなってCO2を54億トンもだしている。このまま多くの人がガソリンエンジン車に乗りつづけていけば、温暖化がさらなる温暖化を呼ぶという現象が起こり、2030年ごろには地球環境が元にはもどらなくなる上限(平均気温2℃上昇)を超えてしまうことになる。
これからは国もメーカーもドライバーも、再生可能エネルギーで発電した電気で走るEV、PHEVへとシフトするほかないんです」

舘内代表による「地球温暖化とEV・PHEV講座」の一コマ

舘内代表による「地球温暖化とEV・PHEV講座」の一コマ



「EVは疲れないし、楽しい」と語るオーナーたち

会の前半の最後のプログラムとなったEVオーナーへのインタビューでは、日産リーフのオーナーと、三菱アイ・ミーブのオーナーが登場。それぞれが実感しているEVの具体的なメリットとデメリットが語られた。

EVオーナーインタビューの模様

EVオーナーインタビューの模様



まずはリーフの女性オーナーの弁(要約)。

「昔、エンジンのクルマに乗っていたときは、遠出したとしても埼玉県~福島県の往復がせいぜいでした。でも、リーフに乗りはじめてからは埼玉県~宮城県、埼玉県~京都府の往復がラクラクできるようになった。とにかくすごく運転しやすくて疲れにくいんです。
あと、経済的なのも嬉しいところですね。わたしは月2000円の会費を支払えば全国の日産のお店などで急速充電が使い放題というプランを利用しているんですが、充電のためにそれ以上のお金がほとんどかからない。うまくすればわずか2000円で日本一周できちゃうほどにオトクなんです(笑)。
デメリットとしては、家への給電用に導入したパワーステーションの価格が高かった点があげられるでしょうか……。ただ、私は3.11での計画停電の辛さを経験しているので、万が一のときでもああしたことがなくなるのだと考えれば、お金には換えられない安心感があると思っています」

つづいてアイ・ミーブの男性オーナーの弁(要約)。

「私はアイ・ミーブのM型に乗る前は、2.5リッターのトヨタのクラウンに乗っていました。大きさはずいぶんとちがうわけですが、人馬一体感はアイ・ミーブのほうが強いですね。アクセルを踏み込んだときのリニアな反応がすごくて、エンジン音がまったくないなかでフッとカラダがもっていかれる感覚はとても新鮮。ガソリンエンジン車では味わえないドライブの楽しさに溢れていると思っています。
デメリットは、やはり満充電での航続距離が短いこと。長距離ドライブすると、どうしても充電する回数が多くなり、到着までに相当に時間がかかってしまいます。以前、東京から四国までドライブしたときには、14時間近くもかかってしまいました(苦笑)。
だけど、もうガソリンエンジン車にもどるつもりはありません。今後、バッテリー性能が向上して航続距離が長くなった新しいEVが登場したら、たぶんそれに乗り替えることになるでしょう」

前編_ラストイメージ_web

(後編につづく 文:みらいのくるま取材班)

日本EVクラブ 試乗会ルポ

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