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2021年3月18日更新
『次世代エコカー勉強会』は未来のクルマや新しいカーライフを研究するコーナー。2時限目は「電気自動車(EV)」にスポット を当てる。まずは、一見シンプルなようで、意外にいろいろと複雑だったりする仕組みについて見ていこう。
電気自動車のモーターは交流の電気で回っている
電気自動車(Electric Vehicle=EV)の仕組みは、エンジン車と比べるとかなりシンプルだ。基本的に外から供給した電気をバ ッテリー(リチウムイオン電池)にため、それでモーターを回して走っている。
ただ、だからといって「子どものころに遊んだ電池で走るおもちゃのクルマと同じ」と考えるのは大きなまちがい。さすがに、 そこまでカンタンではない。
おもちゃのクルマのモーターはプラスとマイナスが常に一定である直流の電気で回り、電気自動車のモーターはプラスとマイナ スが周期的に入れかわる交流の電気で回るという違いがある。そのため、電気自動車には少しだけ複雑な機械類がいくつ か載っているのだ。
そもそも外から供給する電気は交流の状態。それをバッテリーに充電するには直流にしなくてはならず、そのための車載充電器 が必要となる(普通充電器で充電する場合。急速充電器で充電するときは充電器内で直流に変換してくれる)。そして、バッテ リーに充電した直流の電気を再び交流(三相交流)にしてモーターに送るためにインバーターが必要となる。しっかりと快適に 公道を走るようにするためには、それなりにいろいろと大変だったりするのである。
ロータスクラブは、環境に優しい自動車整備工場に取り組んでいます。
ところで、なぜ電気自動車のモーターは交流で回すのか?
実は、初期の電気自動車は直流のモーターで走らせていた。安くて簡単につくれるという点がなによりも大きかった。それが、時代を経るにつれだんだんと交流へと意識が傾いていった。交流モーターの方が電力のムダなく効率的に回転数の制御が行えるうえ、丈夫で壊れにくく、スムーズに回る=乗り心地が良くなる、というクルマにふさわしい特性を発揮できるとわかったからだ。
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