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東京オートサロン2022[三菱自動車]レポート①―4月以降に出る三菱の新しい軽EVが、日本のEV本格普及のきっかけをつくる!

2022年1月27日更新

K-EV concept X Style_1

ウワサの軽EVがついに姿を現した――。

三菱自動車は1月14日、幕張メッセで開催された東京オートサロンで、今年4月以降に販売する軽EVのコンセプトカー「K-EV concept X Style(ケーイーブイ コンセプト クロススタイル)」を展示した。

本来であれば昨秋に東京モーターショーで展示を行うはずだったが、中止となったため、今回が初のお披露目となった。

東京オートサロン2022三菱自動車ブース

EVはもう特別なクルマじゃない

三菱自動車のブースに展示されていた「K-EV concept X Style」は、現行のeKクロスと同じスタイリングをしていた。

新しい軽EVということで、これまでにないスタイリングが期待されたが、そうではなかった。

K-EV concept X Style_2

なぜ、こうなったのか?

当日、来場して記者に囲まれた三菱自動車の加藤隆雄社長は、その理由を印象的な言葉で語っている。

「eKクロスの形にしたのは、意図をもってやったこと。EVは、もう特別なクルマじゃないんだというメッセージを込めた」

K-EV concept X Style_3

スタイリングだけではない。価格面でも特別感は薄まりそうだ。

加藤社長は、国のEVへの補助金が2022年度に最大50万円に増額されることに触れ、そこに自治体の補助金が加われば、地域によっては価格が200万円を切り、100万円台後半で購入できるようになる可能性があることを示唆した。

現在のハイグレードな軽自動車が200万円以上することを考えれば、確かに「普通」といえる値ごろかもしれない。

K-EV concept X Style_4

性能面はどうか。

コンセプトカーということで詳細は明らかにされなかったが、加藤社長は、相当スペシャルな1台になると明言した。

「EVということで静かなのはもちろん、運動性能も安全性能も非常にいい」

「かつて我々は軽EVのi-MiEV(アイ・ミーヴ)を生産していた。自社工場にもサプライヤーにもノウハウが溜まっている。そういう今まで勉強したことを、すべてこのクルマに注ぎ込んだので、かなりいいものができた」

「ユーザーの皆さんにEVを認知いただける第一歩になり、日本でEVが普及していくきっかけをつくる1台になると思う」

三菱自動車加藤社長

自動車メーカーが
自信を持ってつくった1台

加藤社長の発言のあと、補足や追加情報を求めて、ブースにいた担当者に話を聞いた。

興味の赴くままぶつけた質問は、基本的なものに加え、以下のように多岐にわたった。

「新しい軽EVのネーミングは『K-EV X(クロス)』になる?」「eKクロスのスタイリングだけでなく、eKワゴンのスタイリングのものも出る?」「展示車はスモークドガラスで内部が見られないが、内装はEVならではのものになる?」「実質上の航続距離は?」「給電機能は付いている?」「先進の予防安全技術e-Assistや運転支援システムMI-PILOTはすべてのグレードに付く?」「後輪駆動? それとも前輪駆動?」「四駆のバリエーションは出る?」etc.

だが、残念ながら、やはりコンセプトカーということで、明らかな回答はほとんどなされなかった。具体的に教えてもらえたのは、展示されているコンセプトカーが走行できる実車であることと、バッテリーが20kWhで航続距離が約170㎞に及ぶということぐらいだった。

ちなみに、発売当初のアイ・ミーヴがJC08モードで約160kmだったので、170㎞というとあまり変わらないように思えるのだが、さにあらず。新しい軽EVの航続距離は、JC08モードでなく、より実走行値に近いWLTCモードで測定しているため、データ上だけでなく実走行でもはるかに長い実航続距離が実現する。バッテリー、モーターなどが、当時と比べると格段に進化しているのだ。

口が堅い担当者も、この点については自信ありげに「日ごろの移動用としては十二分の距離。ガソリンスタンドが減っている地方などでは非常に使いやすい1台になると思う」と滑らかに語ってくれた。

K-EV concept X Style_5

仕様や性能面の詳細は不明だが、よく走る高品質な軽EVになる気配は濃厚。ということで、最後に角度を変えた質問を投げかけた。

——今、中国製の廉価な小型EVが出てきている。また、日本でもベンチャー企業が優れた軽EVを出している。新しい軽EVは、それらと十分に競い合える1台になるのでしょうか?

MMC担当者 我々は自動車メーカーとして長年クルマをつくり続け、EVも2009年のアイ・ミーヴでいち早く量産化を実現しました。中国メーカーの製品もよくはなってきているでしょうが、やはりクルマとしての安心感という点では、我々の軽EVに一日の長があると思っています。

——三菱の堅牢なボディで、安全装置が充実し、歴史と実績があるEV技術が積み込まれていて、完成度には自信がある、ということですか?

MMC担当者 かなり自信があります。日産さんとのアライアンスも十分に活かし、自信を持って提供できるクルマになっています。購入いただくユーザーの皆さんには、安心して乗っていただき、きっと満足いただけると思います。ぜひ、登場を期待してください。

発売は2022年4月以降の早い時期。期待に胸を膨らませながらその日が来るのを待とう。

東京オートサロン2022[三菱自動車]レポート

① 4月以降に出る三菱の新しい軽EVが、日本のEV本格普及のきっかけをつくる!

② 秋にミニキャブ・ミーブが復活。2022年は三菱にとって再び軽EV元年になる!

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