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ALL JAPAN EV-GP SERIES 2023 第5戦レポート(1)―「下積み時代から慣れ親しんできたSUGO」。余郷選手がイケイケの走りでポールを獲得!

2023年11月8日更新

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スポーツランドSUGO(宮城県)は緑多い山々に囲まれた美しいサーキット。

アップダウンや連続コーナーが多く、攻略が難しいことでも知られている。

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ALL JAPAN EV-GP SERIES 2023の第5戦「全日本 SUGO EV55㎞レース大会」は、9月23日(土・祝)、この希有な特色を持つサーキットで開催された。

今戦の注目は、前戦と同じく、EV-1クラスにエントリーしているTeam TAISANの3台のテスラ モデル3と、スエヒロ自動車商会の2台のテスラ モデル3による上位争い。

特に年間総合チャンピオンの座を争うTeam TAISANの余郷敦選手(62ポイント)とスエヒロ自動車商会のTAKAさん選手(67ポイント)の戦いに関心が集まっていた。

スエヒロ勢は
SUGOが苦手!?

午前10時30分から1周3.5865㎞のコースでタイムを競う予選が15分間にわたって行われた。

上位陣、すなわちテスラモデル3を駆る各ドライバーの成績は以下のとおりとなった。

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ポールポジション獲得は余郷敦選手(#2 Team TAISAN)。

たびたび縁石を越える獰猛さを見せながらも、その走りは精緻。予選終了間際の周回で1分35秒110のトップタイムを叩き出した。

「SUGOは、下積み時代のフォーミュラと全日本GT(現スーパーGT)で相当走り込んできたので得意。今日もイケイケで走れた(笑)。決勝は、自分なりにベストを尽くして優勝を狙いたい」

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2番手は地頭所光選手(#1 Team TAISAN)。

前戦は車両の不調でタイムが伸びなかったが、今戦は1分37秒592を出し2番手に。まずまずと思えたが、どうだろうか。

「まだクルマが万全じゃない。すぐにバッテリーが過熱する。ホームストレート前の10%勾配を全開で登れなかった。決勝ではできるだけTAKAさん選手を抑え、トップの余郷選手を援護したい」

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番手はTAKAさん選手(#35 スエヒロ自動車商会)。

タイムはトップから3秒近く遅い1分38秒224だったが、十分に優勝が狙えるポジション。本人の意気込みやいかに。

「SUGOを走るのは人生で6回目。かなり少ない。今回のタイムは、経験の浅さが出た。決勝の意気込みは、欲を出さずに淡々と走ることかな。前戦でTAISANのプロ選手たちを打ち負かそうと欲を出して走ったら、あまりいい結果が出なかったので(笑)」

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4番手は密山祥吾選手(#0 Team TAISAN)。

今回の予選で生まれて初めてモデル3を運転したとのことだが、1分38秒587の好タイム。かつてスーパーGTをはじめとする日本のトップレースを戦ってきた実力の片鱗を見せつけた。

「EVはアクセル全開を続けるとバッテリーが過熱しスピード抑制がかかる。踏み加減が非常に難しい。だけど、僕には余郷選手を勝たせる使命があるので弱音は吐けない。決勝では、使命をしっかり果たしながら、初のモデル3でのレースを楽しみたい」

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5番手はアニー@ニキ選手(#39 スエヒロ自動車商会)。

今回は1分38秒956でモデル3勢の最後尾。第3戦優勝の実力を発揮しての巻き返しはなるのか。

「弟(TAKAさん選手)と同じでSUGOは走り慣れていない。なので、決勝は、とりあえず安全運転を続けて上位を維持し、その中で前に出るチャンスをうかがいたい」

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順位とコメント内容を見る限り、TAISAN勢が優勢という印象。優勝争いも余郷選手に分がある感が強かった。

レースを主催するJEVRA(日本電気自動車レース協会)の富沢久哉事務局長も、優勝争いについては同じような見立てをしていた。

「どのサーキットでもそうだが、SUGOは特に走り慣れているかどうかが勝敗を左右するところがある。そういう意味で、SUGO経験の多い余郷選手はかなり優位。しかも、TAISANは3台体制だから、ブロッキングなどのチーム戦略も発動させやすい。それやこれやを考えれば、余郷選手が優勝する確率は9割と言ってもいいだろう」

ALL JAPAN EV-GP SERIES 2023 第5戦レポート

(1)「下積み時代から慣れ親しんできたSUGO」。余郷選手がイケイケの走りでポールを獲得!

(2)余郷選手がポールトゥウィン。年間チャンピオン争いでも逆転リード!

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