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みらいのくるまの「ただいまのところ」情報
2022年12月23日更新
「つながろう みんなでCO2削減」をテーマにした、日本EVクラブ主催の日本EVフェスティバル。その第28回が、2022年11月26日(土)、雨模様の東京国際交流館 プラザ平成で開催された。
催された企画は、従来からの「最新EV試乗会」、「メーカー展示」、「EV技術発表(手作りEV展示)」、「ミニトークショー」、「EVシンポジウム」に加えて、EV関連企業や自治体による「3階展示ブース」や2輪メーカーによる「電動バイク展示」、会場の各コーナーを巡る「デジタルスタンプラリー」、子ども対象のプログラムである「Kids電気カート組み立て体験」といった内容である。
今年の日本EVフェスティバルは、以前にも増して老若男女が脱炭素に共感し、EVに慣れ親しむことのできる場となっていた。
これは黄ナンバーの
軽の走りではない!
「最新EV試乗会」は、フェスティバル全体の中でも人気企画のひとつ。
今年は、三菱eKクロスEV、日産サクラ、日産アリア、ホンダHonda e、VW ID.4 Pro Launch Edition、BMW iXの計6台が試乗車として用意されていた。
この非常に魅力的なラインナップの中から、我々はeKクロスEVの試乗を選んだ。
2022年の夏、本HP上でカーライフジャーナリストのまるも亜希子さんとモーターフォトジャーナリストの諸星陽一さんにeKクロスEVの魅力を教えてもらっている。また、11月上旬にはeKクロスEVがRJCカーオブザイヤーに輝いたというニュースに触れている。
(※12月初旬には日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞)
素晴らしい1台だと頭では十分にわかっていた。だが、試乗未体験だったため、実感が伴っていなかった。今回はeKクロスEVの素晴らしさを体感するチャンス。乗り逃がすわけにはいかなかった。
結論から先に言うと、想像以上に素晴らしいクルマだった。
パワーをオンにして軽くアクセルを踏んだ途端、どっしりした安定感とともにスーッと前に進んだ。すこぶる心地いい運転感覚。思わず「おお」と嘆声が漏れ出る。助手席にインストラクターとして同乗していた自動車評論家の御堀直嗣さんは、それを聞いて「黄色ナンバーの軽と思わないで運転したほうがいいですよ」と過度な高ぶりを鎮めてくれた。
確かに軽自動車とはまったく次元が違う走りをするクルマだ。試乗コースの道路に出てからは、それはさらに顕著となり、使い古された表現になるが非常にラグジュアリーかつシルキーな走りが楽しめた。しかも振動と音がほとんどないから、心地よさは半端なかった。
主にバッテリーが下部に搭載されている低重心性と、同じeKクロスのターボ車の3倍のトルク(195N・m)を誇るモーターがそうした走りを可能にしているわけだが、試乗中はそんな理屈はどこへやら。ただただ新しい走りの感動に身と心を任せた。素晴らしい。
回生ブレーキも申し分なかった。
最初はノーマルモードで走っていたのだが、交差点で停止したとき、回生ブレーキが強めに効いてアクセルペダルだけで加減速ができるようになるイノベーティブペダルオペレーションモードに切り替えてみた。かつて日産ノートで遠出したときに感じたワンペダル運転の楽ちんさ・快適さが、このクルマにどの程度継承されているのか確かめたかったのだ。
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