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日本人の心に生き続ける人情の人・フーテンの寅さん。その声が、姿が、昭和の良き時代へと誘ってくれる!『葛飾柴又 寅さん記念館』

2019年11月21日更新

昭和を代表する映画シリーズ『男はつらいよ』。山田洋次監督が原作・脚本から手掛け、コメディアンの渥美清さんが主人公・車寅次郎(フーテンの寅)を演じました。1969(昭和44)年から1995(平成7)年までの26年間で、48作品を公開。下町の人情味あふれる物語は、シニア層を中心に今なお根強い人気を誇っています。2019(令和1)年12月には、第一作の誕生から50年の節目を迎え、旧作の名場面に新撮部分を加えた新作を公開。これを機に若い世代など、新たなファンも増えそうです。

葛飾柴又寅さん記念館ⓒ松竹(株)



映画の舞台となった地に建つ『葛飾柴又 寅さん記念館』は、『男はつらいよ』の世界に浸れる場所。2019(令和1)年4月には、7度目のリニューアルを果たし、より楽しめる空間となりました。(※「永遠に未完」という、名誉館長・山田洋次監督の想いと全国のファンの期待に応えるため、3年に一度のリニューアルを慣行しているのだそうです)



入口で看板を取り付けている『寅さん』に迎えられて入場。まず目に入るのは、山田監督をはじめとする映画制作スタッフの紹介コーナーです。ここには、監督が実際に使用したメガホンやデッキチェアなども展示されています。



葛飾柴又寅さん記念館ⓒ松竹(株)



『再現ジオラマ 柴又帝釈天参道』では、寅さんの少年時代から放浪を経て、故郷・葛飾柴又に戻るまでの物語を可動式のジオラマで紹介しています。寅さんの妹『さくら』の役を務めた、倍賞千恵子さんのナレーションが胸に響きます。

葛飾柴又寅さん記念館ⓒ松竹(株)



葛飾柴又寅さん記念館ⓒ松竹(株)



『撮影スタジオ くるまや』は、寅さんの実家である団子屋『くるまや』の撮影セットを大船撮影所から移設し、展示しているコーナー。映画ファンなら、寅さんがふらりと帰ってくる様子が思い浮かぶでしょう。

そして、柴又の名所を背景に寅さん像と一緒に写真が撮れるコーナー(有料)も!記念館の中でも特に人気があるコーナーです。

その他、映画に出てくるタコ社長の朝日印刷所の再現コーナー、1/16のスケールで作られた『くるまや』の模型、昭和30年代の帝釈天参道の風景の再現コーナー、名場面や歴代マドンナたちのシーンを観ることのできる選択映像コーナー、なつかしの駅舎や『帝釈人車鉄道』の客車の再現コーナーもあります。

朝日印刷所 葛飾柴又寅さん記念館ⓒ松竹(株)



駅舎 葛飾柴又寅さん記念館ⓒ松竹(株)



資料展示コーナー 葛飾柴又寅さん記念館ⓒ松竹(株)



選択映像コーナー 葛飾柴又寅さん記念館ⓒ松竹(株)



葛飾柴又寅さん記念館ⓒ松竹(株)



さらに、『鈍行列車の旅』コーナーで客車椅子に座ればの車窓(モニター)には旅の名場面や啖呵が映し出されます。もちろん、寅さんの衣装やトランク、撮影台本などの展示もあります。『男はつらいよ』のファンならずとも、昭和の良き日々に思いをはせ、楽しむことができるでしょう。

山田洋次ミュージアム



この『葛飾柴又 寅さん記念館』と同じ敷地に、『山田洋次ミュージアム』が併設されています。ここは、『男はつらいよ』だけではない山田洋次監督の映画の世界や、思いを知ることのできる場所。山田洋次監督作品の予告編を鑑賞できるミニシアターなどもあります。

監督胸像 山田洋次ミュージアムⓒ松竹(株)



監督の部屋 山田洋次ミュージアムⓒ松竹(株)



山田洋次ミュージアムⓒ松竹(株)



柴又キネマ 山田洋次ミュージアムⓒ松竹(株)



その横の『TORAsan cafe』は、2019(令和1)年に新設されたカフェ。ドリンクやスイーツなどを味わうことができます。おススメは、寅さんをイメージした『TORAチーノ』。表面に寅さんの姿が描かれている、特製カプチーノです。展示や映像で寅さんに元気をもらった後は、このカフェで、懐かしい気分にひたりながら時を過ごしてはいかがでしょう。





詳細情報

名称 葛飾柴又 寅さん記念館
住所 東京都葛飾区柴又6丁目22番19号 葛飾区観光文化センター内
電話 03-3657-3455
開館時間 午前9時~午後5時
休館日 第3火曜日(祝日の場合は次の平日)、12月第3火~木曜
入館料 【山田洋次ミュージアムとの共通券】一般:500円、児童・生徒:300円、65歳以上:400円 ※京成線主要駅でお得な前売券を販売
アクセス 首都高速四つ木ICから約20分など
駐車場 柴又公園駐車広場190台(1日500円)
ホームページ http://www.katsushika-kanko.com/tora/
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