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クルマのトラブル「もしも」マニュアル

「非接触系の当たり屋」にご用心!(後編)

2022年7月7日更新

もしも_当たり屋_2

前編のストーリーに出てきた男の手口は、典型的な非接触系の当たり屋のものといえます。Pさんは、そうと気づかず、男の演技と口車にまんまと乗せられ、示談金として1万円を払ってしまいました。なんとも残念な話です。後編では、こうした当たり屋に遭遇した場合の対処法と、それ以前に行っておきたい防衛策について述べていきます。

事が起きたら
とにかく警察に一報を

さて、前編のストーリーでPさんが体験したような事態におちいった場合、どう対処すればよいのでしょうか?

答えはひとつ。「その場で、警察に事故の一報を入れる」……これがベストです。

そうすれば、相手が当たり屋だった場合、おそらくその場から逃げ出すはずです。もし、逃げ出さずに被害者を装い続けたとしても、警察官が事故の検証を行うので公正な判断が出されます。

また、相手が当たり屋であるかどうかは置いておくにしても、警察に届け出をしないと交通事故証明書が交付されないので、任意保険を使うことができません。保険金が支払われないですし、相手との交渉を保険会社に行ってもらうこともできません。

ここで、「でも、非接触だと事故扱いにならないのでは?」という疑問をもつ方がいるかもしれません。交通事故=物理的なぶつかり合い、という認識が一般的ですが、実はそうとは言い切れません。たとえ非接触であっても、自車の動きが原因で誰かが損害を被れば、交通事故と認定されることはまれにあります。「非接触事故」や「誘因事故」といい、警察の検証対象となり得るのです。

そもそも非接触系の当たり屋の存在は警察も知っており、その検挙につながる捜査をぬかるということはありません。だから、非接触の小さな交通トラブルであっても、公正に解決したいのであれば、まず警察に一報すべきです。

なお、当たり屋らしき者の怪しい行為に遭遇し、「これは当たり屋に違いない」と確信したとしても、相手を置いてその場を離れるのはやめたほうがよいでしょう。なぜなら、本当の事故である可能性もあるからです。その場合、現場を離れたドライバーが罪に問われる可能性が生じます。

事が起きたら、とにかく「警察への一報」をお忘れなく!

前後を映すドラレコで
非接触系当たり屋を回避

次は、当たり屋を未然に防ぐにはどうすればいいのか、です。

まず言えるのは、日頃から注意深く安全運転を心掛けること。加えて、前編でも触れましたがドライブレコーダーの装着が有効であるといえます。

この二つがあれば、いくら巧妙な当たり屋でもそう簡単には行為に及びません。

ただ、後方からの非接触系の当たり屋が増えていることを考えると、前方を映すだけのドライブレコーダーでは不十分です。装着するなら、前後を録画できるものか、360°をカバーするものが良いでしょう。

以前は、こうした高性能なドライブレコーダーはかなり高額でした。しかし、最近は高性能でもリーズナブルな製品が数多く出回っています。まだ装着していない方、前方カメラのみのドライブレコーダーを装着している方は、これを機に、ぜひ前後を録画できるドライブレコーダーの購入&装着をご検討ください(オススメは以下のロータスクラブ・オリジナルモデルのドライブレコーダーです!)。

ロータスクラブ_ドライブレコーダー

ロータスクラブ ドライブレコーダー DR2CH-LS
製造元:セルスター工業株式会社 販売元:パナソニック カーエレクトロニクス株式会
★2台のカメラで前方・後方を同時録画(本体200万画素/別体100万画素)★フルハイビジョン撮影 ★高感度センサーで暗い場所でも撮影可能 ★2.4インチモニター/タッチパネル操作 ★GPSお知らせ機能搭載(逆走注意エリアを警告音と画面表示で案内)★安全運転支援機能付

弁護士特約があれば
示談がこじれたときも安心

さて、最後は自動車保険の話です。

当たり屋らしき者による事故が起きて警察に通報したとしても、残念なことに、相手が当たり屋と立証できないケースもあります。

この場合、賠償金の支払いが発生する可能性が出てきます。そうなった場合は、示談交渉を行うか、裁判を行うかになります。示談交渉は保険会社が主導して行うのが一般的ですが、犯罪者かもしれない相手との交渉は非常にやっかいな展開となることがあります。

そうした場合、加入している自動車保険に弁護士特約を付けているならばそれを利用するとよいでしょう。相手との交渉を、法律の専門家である弁護士に任せることによって、妥当な結果を時間的にも短く得ることができるはずです。

ただし、弁護士特約を使える条件は保険会社やプランによって違いがあるので、自分が契約しているプランの約款を確認しておきましょう。

ということで、当たり屋対処法のおさらいです。

●当たり屋行為に遭遇したら、まず警察に事故の一報を入れましょう。

●当たり屋行為を未然に防ぐために、日頃から安全運転を励行するとともに、クルマに前後を録画できるドライブレコーダーを装着しましょう。

●当たり屋行為を証明できない場合に備えて、自動車保険に弁護士特約を付けておきましょう。

皆さん、今日も健やかな気分でドライブをお楽しみください。

「非接触系の当たり屋」にご用心!(前編)

「非接触系の当たり屋」にご用心!(後編)

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