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クルマのトラブル「もしも」マニュアル

Vol.63 マイカーリースには「メンテナンスプラン」と「リースカー向け自動車保険」がオススメです!(中編)

2021年6月24日更新

もしも_マイカーリース_2

マイカーリース契約にオプションで付ける「メンテナンスプラン」とはどんなものなのでしょうか。

実はリース会社によってこのサービスはあったりなかったりします。あったとしても会社によって内容はさまざま。

ここでは全国のロータス店の多くで提供している、マイカーリース『新☆車生活』のメンテナンスプランを例に挙げながら、基本的な解説を進めていくことにします。

リース車をいい状態に保つ
安心のメンテナンスプラン

『新☆車生活』で新車の軽自動車を7年間リースした場合、基本契約の月額料金は税込8,800円(ボーナス時加算アリ)からとなっています。

この料金には、残価を除いた車両代と、契約期間中に発生する自動車税、重量税、自賠責保険、車検、オイル交換に必要な費用が含まれます。利用者にとっては、かなりうれしい料金設定ということができます。

ただ、これで万全なカーライフを送れるかというと、そういうわけではありません。より安心・安全に乗り続けるためには、基本的な点検・整備に加えて、タイヤやバッテリー交換など、ほかのさまざまなメンテナンスも必要不可欠です。

そこで注目したいのが、基本契約にオプションで付けられるメンテナンスプランです。

『新☆車生活』では1,650円(税込)の「安心プラン」と、3,300円(税込)の「充実プラン」という二つのプランが用意されています。

下図にあるように、基本料金の「基本プラン」から段階的にメンテナンス内容が充実します。プランを充実させればさせるほど、クルマを常にベストな状態に保てるようになっており、安心のカーライフを送ることができるのです。

新☆車生活_メンテナンスプラン

※画像提供:株式会社ロートピア



マイカーの場合でも、メンテナンスがパッケージされたサービス付帯するユーザーが増えていますが、マイカーリースの場合はその費用が月額料金に「込み」になっているので、支払いを月ベースで管理(把握)することができます。つまり、クルマに月額いくら使っているかが一目瞭然であり、逆に言えばガソリン代・道路通行料を別にすれば、それ以上の出費はありません。

メンテナンスの際はユーザー自身が整備工場にクルマを持ち込む必要はあるものの、事前に必ず案内が来るのでうっかり忘れる心配はありません。結果的にメンテナンスをサボることもなくなるというわけです。

毎月の支払いが多少増えるとしても、十分なメリットがあります。

想定よりいい状態なら
最後に“いいこと”が!

さらに、充実したメンテナンスプランの効果で、別のメリットが生じる場合があります。

前編でも触れたとおり、リース車は契約期間が終わるとリース会社に返却しなければいけません。その際、クルマは事前に想定した残価(リース終了時の車両の予定価格)を割り込まない状態であることが原則となっています。

このとき、オープンエンドの残価設定(カーリース会社が残価を契約者に開示する契約方式)だと、クルマが想定したよりもいい状態であれば、残価よりも高い価格として評価されます。そして、残価を超えた分の評価額は契約者に還元されます(還元の方法は、キャッシュバックであったり、次の契約での値引きであったり会社ごとにさまざま)。これはかなりうれしいことではないでしょうか。

逆の場合、つまりメンテナンスを怠り、損傷などでクルマの状態が悪いために、契約終了時の査定金額が残価を下回った場合は、その差額を支払う必要が生じてしまいます(前編のストーリーに登場するFさんがたどると思われる結末です)。

ちなみに残価を開示しないクローズドエンドの残価設定の場合には、上記のような還元はありませんが、逆にクルマの状態が想定より悪くても差額の精算を求められることはありません。

こうしたことがあるので、オープンエンドの残価設定で契約を行った人は、「充実のメンテナンスプランを付けたほうがよい」といえるでしょう。それによって、定期点検・安心点検で半年に1回入庫し、プロの整備・点検を受け、オイル交換もしっかり行ってもらえます。クルマによいというだけでなく、半年に1回の点検の積み重ねは整備記録に残るので、それが必然的に査定にポジティブな作用をするという面もあります。

マイカーリースには「メンテナンスプラン」と「リースカー向け自動車保険」がオススメです!(前編)

マイカーリースには「メンテナンスプラン」と「リースカー向け自動車保険」がオススメです!(中編)

マイカーリースには「メンテナンスプラン」と「リースカー向け自動車保険」がオススメです!(後編)

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