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山形県鶴岡市にある『松ヶ岡開墾場』に残る、明治時代に建てられた大蚕室が映画ミュージアムに変身!庄内ロケ作品を中心にさまざまな映画のセットや大道具・小道具からポスター・カードなどまで約1000点を展示。『庄内映画村資料館』

2019年3月26日更新

山形県鶴岡市にある『松ヶ岡開墾場』は、元は広大な原生林で、1871年(明治5年)に約3000人の旧庄内藩士が58日間で切り拓いた場所です。2年後には、この地で養蚕業が始まり、10棟の大蚕室が次々に作られました。現在も5棟の大蚕室が残っていて、いずれも、2017年(平成29年)に『日本遺産』に認定されています。1番蚕室が『松ヶ岡開墾記念館』となっているほか、各蚕室は観光施設として活用されており、5番蚕室が『庄内映画村資料館』となっています。

資料館_外観

作家・藤沢周平の故郷として知られる鶴岡市。『庄内映画村資料館』は、藤沢文学の『蝉しぐれ』が映画化されたことをきっかけとして誕生しました。庄内ロケ作品を中心にさまざまな映画のセット、衣装や大道具・小道具、名作洋画・邦画のポスター(立看・大判・半裁・スピード)、ロビーカード、プレスシート、シネマドール(フィギュア・ソフビ)など、総展示数1000点を越すボリュームです。

おもひで映画館コーナー

おもひで映画館コーナー



シネマドール

シネマドール



昔あそびコーナー

昔あそびコーナー



館内に入ると、1階には映画撮影に使われた御所車や人力車があり、カツラや着物、甲冑、小道具などを付けて、時代劇気分で記念撮影を楽しむことができます。庄内でロケが行われた映画『おくりびと』で使用された棺桶が展示されていて、なんと中に入ってもOKです。

御所車

御所車



資料館_御所車2

おくりびと棺桶

おくりびと棺桶



資料館_おくりびと棺桶2

1Fミニシアター

1Fミニシアター



読書コーナーには、映画にかかわる書籍や台本などがずらり。また、京都の太秦撮影所で実際に使われていた撮影機材など、歴史ある品々も多数展示されています。

資料館_機材等
2階には、三池崇史監督作品『スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ』の“平家のアジト 赤の宿坊”のセットや、冨樫森監督作品『おしん』の“山小屋”のセットを再現。撮影現場に入り込んだような気分が味わえます。
館内には3つのミニシアターがあり、それぞれ異なる映像を放映。プロモーション映像や特別ダイジェスト版、昭和のニュース映像など貴重なものも多く、必見です。

ジャンゴ室内セット

ジャンゴ室内セット



おしん室内セット

おしん室内セット



おしん小道具

おしん小道具



2Fミニシアター

2Fミニシアター



名作映画の上映などを行う『企画展』は、季節により内容を変えて開催されているので、何度足を運んでも楽しめそうです。

企画展

企画展



展示物について、より詳しく知りたい人は、館内ガイド(要予約:1500円)に案内してもらうのがおすすめ。1名から受け付けているので、利用してみてはいかがでしょう。
松ヶ岡開墾場の他の施設もそれぞれに充実。『松ヶ岡開墾記念館』では、開墾の歴史と共に、鶴岡市がシルクの一大産地となったルーツも知ることができます。

松ヶ岡開墾場

松ヶ岡開墾場



しばし現実を忘れて、映画の世界を感じたり、歴史に思いを馳せたりしてみませんか。

詳細情報

名称 庄内映画村資料館
住所 山形県鶴岡市羽黒町松ヶ岡字松ヶ岡29
電話 0235-62-2080・(予約専用)0235-62-2134
営業時間 3月中旬~11月:午前9時~午後5時、【冬期予約見学期間】12月~3月中旬:午前10時~午後3時 ※冬期は3日前までに予約が必要 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 年末年始
料金 高校生以上:500円、小・中学生:200円、幼児:無料
駐車場 約40台
アクセス 山形道庄内あさひICより20分、山形道鶴岡ICより25分
ホームページ http://www.s-eigamura.jp/html/museum.html
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