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四国(徳島、香川、愛媛、高知)

大正時代に庶民の娯楽の場として誕生し、その想いを今日にまで伝える、本格的な芝居小屋『内子座』

2019年4月9日更新

愛媛県内子町にある『内子座』は、1916年(大正5年)に、大正天皇の即位を祝って建てられた芝居小屋です。一時期、老朽化により、取り壊しが検討されましたが、地域の人々の熱意を受けて修復され、2015年(平成27年)には、国の重要文化財に指定されました。

内子座外観1
娯楽の少なかった大正時代に、庶民の娯楽の場として造られた『内子座』。記念すべきこけら落としでは、人形浄瑠璃『玉藻前曦袂(たまものまえあさひのたもと)』が演じられました。
その『内子座』、21世紀の今日も、実は現役の芝居小屋です。そして、歴史ある貴重な場所として、催し物のない日は内部が公開されていて見学することができます。

内子座1
まずは、舞台から。備え付けの法被を着て舞台に立つと、まるで役者になった気分。歌舞伎に欠かせない『花道』もぜひ歩いてみましょう。

内子座内観1

花道

花道



舞台には場面展開のための『回り舞台』や、『すっぽん』と呼ばれる小型のセリが備えられています。そうした舞台装置を操作している場所が、舞台や花道の地下空間『奈落』です。かつて人力で操作をしていた時代には、暗くて深く、良い印象がなかったことから『地獄』を意味する、この名が付けられました。
『奈落』では、回り舞台や、役者が上がったり下がったりするセリの仕掛けを見ることができます。舞台公演は、演者だけでなはく、裏で支える人たちによって成り立っていることがよく分かります。

奈落

奈落



次に観客席へ。観客席にも種類があります。一つは、四角に仕切った『桝席』。一枡に数人が座れるようになっていて、家族や仲間と一緒に観劇するときなどに最適です。

升席

升席



『大向(おおむこう)』は、2階正面にある客席で、ここからは小屋全体を見渡すことができます。低料金だったため、主に常連客が利用していたことから、目の肥えた観客をも感心させる名演技を意味する「大向をうならせる」という言葉が生まれました。

大向

大向



お土産なら徒歩3分の場所にある『酒六酒蔵』では、『内子座ラベル』のお酒を扱っています。
『内子座』で催し物が行われる日は内部の見学ができませんので、事前にホームページやフェイスブックで確認してください。

詳細情報

名称 内子座
住所 愛媛県喜多郡内子町内子2102
電話 0893-44-2840
営業時間 午前9時~午後4時30分
定休日 12月29日~1月2日
料金 高校生以上:400円、小・中学生:200円、幼児:無料
駐車場 7台
アクセス 松山自動車道 内子・五十崎ICより5分
ホームページ http://www.we-love-uchiko.jp/spot_center/spot_c2/

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