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四国(徳島、香川、愛媛、高知)

ご当地ラーメンの最右翼『徳島ラーメン』の名を全国区にした『中華そば いのたに本店』

2017年9月26日更新

全国各地のさまざまな背景や世俗・文化などから生まれた“ご当地ラーメン”。その中でも、きわめてユニークな個性を発しているのが『徳島ラーメン』です。
1998年、横浜にあるラーメンのメッカ『新横浜ラーメン博物館』が、「20世紀最後のご当地ラーメン」として全国に情報発信したことでブレークし、その後、徳島を旅行するする人の一つの目的になるまでに定着しました。
『徳島ラーメン』には、大別すると「茶系」「黄系」「白系」の3系統のスープがありますが、『新横浜ラーメン博物館』に当時出店した『中華そば いのたに本店』が茶系であったことから、県外では『徳島ラーメン』と言うとこの系統をイメージする人が多いようです。豚骨スープに濃口醤油やたまり醤油で味付けしたスープ、柔らかめにゆでられたストレート麺、チャーシューの替わりに濃厚なタレで煮込んだ豚バラ肉をトッピング(その他のトッピングはネギ、もやし、メンマなど)し、(お好みですが)生卵を落とし入れるのが大きな特徴です。

「中華そば いのたに本店」 中肉卵入り

「中華そば いのたに本店」 中肉卵入り



ちなみに、黄系は鶏がらや野菜などを煮出したスープに薄口醤油を加えて味を調え、ネギ・もやし・チャーシューなどを用い、白系は豚骨スープに薄口醤油や白醤油などで味付けしたとんこつラーメンに近い味わいです。
徳島の多くの中華そば屋・ラーメン店で使われているラーメン丼は小ぶりで、通常のラーメンに比べて量がやや少なめですが、これは、元々『徳島ラーメン』がごはんのおかずとして食べられていたことによります。そのため、ほとんどのお店でごはんがサブ・メニューとしてあります。

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さて、『徳島ラーメン』の名を全国区にした『中華そば いのたに本店』。濃厚な茶系スープに、甘辛く煮つけられた豚バラ肉、そして細めのストレート麺。生卵をトッピングしたならば、ときほぐしてスープや豚バラ肉になじませるとマイルドな風味になります。『中華そば 肉入 中盛』は650円、ライス150円、生卵50円。1999(平成11)年に、『新横浜ラーメン博物館』でベールをぬいだその味をお試しあれ!

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詳細情報

名称 中華そば いのたに本店
住所 徳島県徳島市西大工町4丁目25
電話 088-653-1482
営業時間 午前10時30分~午後5時(売り切れ次第閉店)
定休日 月曜(祝日の場合は営業、翌日休み)
駐車場 35台
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