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四国(徳島、香川、愛媛、高知)
2016年3月4日更新
やさしい手ざわりとあたたかな風合いを持ち、なおかつ薄くて強靭、しかも保存性が高い和紙。最近では、国内だけでなく海外から高い評価を得ています。土佐はその代表的な産地として、美濃・越前ととともに日本三大和紙産地と称されます。
土佐和紙の歴史は、さかのぼること約1000年前。平安時代に編纂された『延喜式』に献上品として土佐和紙の名が出ているのです。その後、江戸時代には土佐七色紙(なないろがみ)が徳川幕府に献上され、明治時代には全国一の生産規模となりました。
この土佐和紙生産の中心地のひとつである高知県いの町(いのちょう)に、いの町紙の博物館があります。ここでは、土佐和紙の歴史や、原料から土佐和紙ができるまでの工程について、パネルや実物展示によってわかりやすく解説しています。また、職人による伝統の技法「流し漉き」の実演や、来館者自身が色紙やはがきを作れる「手漉き体験」などのライブ感あるプログラムも用意しています。
ミュージアムショップでは、絵画・版画・美術工芸用などの土佐和紙をはじめ、各種紙製品を販売しています。和の心を届ける、すてきなお土産にもなります。
紙漉き体験
原料を溶かした槽(ふね)から、簀桁(すけた)という道具で、紙料を汲みあげ和紙を漉く体験です。漉いた紙はその場で乾燥させ、持ち帰れます。
所要時間 約1時間(紙漉き~乾燥まで)
料金 400円 ※別途入館料要
サイズ はがき8枚、または色紙2枚ほか
※所要時間などは、体験者が10名様以内の場合のものです。団体(10名様以上)の場合は事前予約が必要となり、乾燥した紙は後日発送となります。
ミュージアムショップの商品
落水紙+20色
ポチ袋
白壇の香り(トイレットペーパー)
名称 | いの町紙の博物館 |
---|---|
住所 | 高知県吾川郡いの町幸町110-1 |
電話番号 | 088-893-0886 |
開館時間 | 午前9時~午後5時 |
休館日 | 月曜(祝日の場合は翌日休、12月27日~翌1月4日休) |
入館料 | 大人500円、小・中・高生100円 (手漉き体験をする方、10名以上の団体様、ギャラリー・コパ入館者は20%割引) ※障がい者割引制度有 ※65歳以上の方は、年齢確認できる証明書提示で250円 |
ホームページ | http://kamihaku.com/ |
その他 | アクセス 伊野ICから車で約10分。 駐車場 大型3台、普通車50台(駐車料金:無料) |
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