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熊本県民が愛するおやつの定番『いきなり団子』。その中から、和菓子店『一休本舗』の『熊本いきなり団子』をご紹介!

2019年4月9日更新

『いきなり団子』は、熊本県の郷土菓子、いわゆるソウルフードです。小麦粉の生地で、輪切りのサツマイモと粒餡を包んで蒸した素朴なお菓子で、『いきなりだご』とも呼ばれています。昔は、餡は入れず、サツマイモを団子の生地で蒸しただけのシンプルなものでした。ユニークな名前の由来は諸説あり、「いきなりお客さんが来ても、すぐに作って出すことができる」、「輪切りのサツマイモをいきなり(そのまま)、生地に包んで蒸す」、また、熊本の方言で「いきなり」が「簡単」を指すことから、「簡単に作れる団子=いきなり団子」とした説も残されています。ほかにも、同じく方言で「片づけが苦手な人」を「いきなりな人」と呼ぶことから、転じて、大ざっぱに、ざっと作れることを意味しているとも言われています。

熊本いきなり団子(イメージ画像)
いずれの説も、手軽に作れることを示していることに変わりはなく、実際、かつては多くの家庭で手作りされていました。その後、熊本を代表するお菓子としてブランド化。2007年(平成19年)には、農林水産省主催『農山漁村の郷土料理百選』に選定されました。
現在、『いきなり団子』は、熊本市を中心に熊本県内の和菓子店で製造・販売されています。

熊本いきなり団子

熊本いきなり団子 井上瑠夏
1963年(昭和38年)創業の和菓子店『一休本舗』では、『熊本いきなり団子』の名で販売。厚めに切った熊本県産のサツマイモと、程よい甘さの粒餡をもっちりとした生地で包んで蒸すという、昔ながらの製法で作り上げています。

熊本いきなり団子 芋に餡を乗せる

熊本いきなり団子 包餡完成

熊本いきなり団子 完成

値段は10個入り1300円(税込、以下同様)、15個入り1900円。2018年(平成30年)には、その土地特有の料理や習慣などを紹介する、全国放送のバラエティ番組でも取り上げられました。『一休本舗』は、熊本市内を中心に県内に14店舗を展開しています。

15個入り

15個入り



15個入り

15個入り



彩りいきなり団子(紫いも)

彩りいきなり団子(紫いも)



彩りいきなり団子(黒糖)

彩りいきなり団子(黒糖)



彩りいきなり団子(よもぎ)

彩りいきなり団子(よもぎ)



熊本では、同店以外にも様々なお店が、有機栽培や契約農家のサツマイモを使ったり、生地に黒糖を混ぜたりと、それぞれに素材や製法等にこだわった『いきなり団子』を製造・販売しています。熊本を訪れたら、ぜひ味わってみたい故郷の味です。

詳細情報

名称 一休本舗 水前寺店
住所 熊本市中央区水前寺6丁目10-27
電話番号 096-383-0606
営業時間 午前9時~午後6時
休業日 不定休
駐車場 8台
ホームページ http://www.ikkyuuhonpo.com/
ネット通販 http://shop.ikkyuuhonpo.com/

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