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「日本三大水城」の一つ!あの黒田官兵衛が築城を進めた「中津城」

2022年4月7日更新

大分県中津市の中心部、中津川の河口沿いに位置する「中津城」。堀に周防灘の海水が引き込まれ、潮の干満によって水位が変わる仕組みになっているため、高松城・今治城と並ぶ「日本三大水城」の一つに数えられています。また、中心に本丸、北に二の丸、南に三の丸があり、扇形をしているため、「扇城(せんじょう)」とも呼ばれています。



1588(天正16)年、中津城の造成を始めたのは、築城の名手として名高い黒田孝高(よしたか)です。黒田孝高は、黒田官兵衛または黒田如水(じょすい)の名でも知られている武将。2014(平成26)年には、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で取り上げられ、話題となりました。



黒田孝高は築城中にこの地を離れたため、1600(慶長5)年に入城した細川忠興が引き継ぎ、中津城を完成させました。その後、小笠原長次、続いて奥平昌成の居城として使用されましたが、1871(明治4)年に廃藩置県により廃城に。

中津城の特徴の一つは、九州最古とされる石垣。黒田時代の石垣が四角に加工された石を使用して頑丈に作られている一方、細川時代のものは、自然の石の形を生かして組まれています。明らかに造りの異なる石垣が一続きになっていて、時代の違いがはっきり分かります。



城内の建造物で、築城当時からのものは残っていません。現在建っているのは、1964(昭和39)年に旧藩主・奥平家が中心となり、市民の寄附も得て建てられた「模擬天守」(高さ23メートル)です。模擬天守の内部は、奥平家の家宝などを展示する奥平家歴史資料館として有料で公開されています。館内では、徳川家康公から贈られたとされる「白鳥鞘の鑓(しらとりざやのやり)」や、藩主が着用した陣羽織、長篠の戦いで使われたほら貝など、貴重な品々が展示されています。また、展望スペースからは市街地を一望できます。

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模擬天守の近くには、2013(平成25)年に開館した「黒田官兵衛史料館」があります。黒田官兵衛の足跡をパネルなどで紹介しているほか、大河ドラマ『軍師官兵衛』に関わる品も展示。入館は無料です。

白鳥鞘の鑓展示品



長篠の戦い合戦図



また、中津城の近くにある「中津市歴史博物館」にも、中津城の石垣に関するうんちくを教えてくれる石垣シアターなどがあります。入館料無料で、展示室を観覧する場合は料金300円ですが、石垣シアターは無料のゾーンにあるので、時間に余裕があれば中津城訪問前に石垣シアターを訪れて事前知識をインプットするという流れがオススメです。



さらに、より深く中津城を体験したいのならば、「おかこい山」と呼ばれる総構えの土塁に行ってみましょう。これは、城の守りを強化するために、堀を掘った土を盛ったもので、外堀と中堀の城内側に造られていました。現在は遺構として「自性寺おかこい山」「金谷口おかこい山」「鷹匠町おかこい山」などが、中津市内に点在します。

詳細情報

名称 中津城
住所 大分県中津市二ノ丁本丸
電話 0979-22-3651
開門時間 午前9時~午後5時
入城料 高校生以上300円、子供200円、未就学児無料
駐車場 中津公園に無料駐車場あり
アクセス 東九州自動車道中津ICから約20分
ホームページ http://www.nakatsujyo.jp/
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