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九州・沖縄(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄)
2021年7月13日更新
大分市吉野地区に300年以上前から伝わる郷土料理「吉野鶏めし」。醤油・砂糖・酒で煮込んだ鶏肉とゴボウを使った炊き込みご飯で、もともと来客へのもてなしや、お祭りなどの行事の際に振る舞われる料理でした。
地域の人にとって欠かせない味でしたが、洋食の普及もあり、年々、作る人が減少。そこで立ち上がったのが、6人の主婦でした。1988(昭和63)年、地元の食文化を長く伝えていこうと「吉野鶏めし保存会」を発足させ、まずは月に2日、鶏めしで作ったおにぎりの販売を開始。その後、少しずつ販路を広げ、2002(平成15)年には、吉野食品有限会社を設立するまでに成長させました。今では、地域のデパートやスーパー、駅、飛行場などでも販売されています。
市内または県内産の米・ゴボウと、国産の鶏肉を使用して作られる吉野鶏めし。旅グルメを楽しみたいのであれば、製造している吉野食品有限会社の調理場に行ってみましょう。テイクアウト形式で販売しています。つまり、製造元の調理場から直接購入できるということ。そのため、他よりも値段が抑えられているのもポイントです。
おにぎりとしてパックに入った吉野鶏めしは、2個216円(税込、以下同様)から。売り切れる可能性があるので、早めの来店がおすすめです。自宅で鶏めしが手軽に作れる、『吉野鶏めしの素』は三合用702円。
その他のメニューは、2日前の午前中までに予約が必要な完全予約制商品。鶏めし弁当は「吉野むすめ」(540円)と「吉野むすこ」(864円)の2種類。おかずの内容が少し異なります。高菜めしに玉子焼き・大葉・梅肉・大和芋などを巻き込んで作った太巻き「吉野巻」は、1パック(6切れ、324円)、1本(8切れ、432円)です。
同じ敷地内に、土・日・祝日のみ営業の吉野鶏めし食堂もあります。メインのメニューは、定食1種類のみですが、鶏めし、天ぷら、だんご汁、白和え、漬物がセットになった充実の内容で、しかも600円とリーズナブル。行列ができることも多いようです。
シンプルながら味わい深い吉野鶏めし。おにぎりで食べやすいこと、時間が経って冷めてもおいしいことも魅力です。
名称 | 吉野鶏めし保存会/吉野食品有限会社 |
---|---|
住所 | 大分県大分市大字吉野原278 |
電話 | 097-595-0332 |
営業日時 | 【調理場】定休日なし 午前10時~午後3時30分(ただし、売切れの場合あり)、【食堂】土・日・祝日営業 午前10時~午後3時 |
駐車場 | あり |
アクセス | 【車】大分自動車道大分米良ICから約25分 |
ホームページ | http://www.torimesi.jp/index.html(通販サイト) |
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