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近畿(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山)
2016年1月29日更新
京都最古の禅寺といわれる建仁寺は、臨済宗建仁寺派の大本山で、開山は南宋に留学して禅を学び日本に伝えた栄西禅師です。開基は源頼家。鎌倉時代の建仁2年(1202年)の開創で、寺名はこの年号によるものといわれています。
建仁寺は、応仁の乱による焼失のほか、応永4年(1397年)、文明13年(1481年)などの火災のため創建当時の建物は残っていません。方丈(重要文化財)は、室町時代の建物で、元は安芸の安国寺にあったものを、慶長4年(1599年)に安国寺恵瓊が建仁寺に移築したもの。法堂は、明和2年(1765年)建立の堂々とした禅宗様仏殿建築です。
建仁寺では趣のある複数の庭園を観ることができます。方丈前庭は、白砂に緑苔と巨石を配置した枯山水の禅庭、『大雄苑』の名ごとくおおらかな味わいが感じられます。本坊の中庭である『潮音庭』は、中央に『三尊石』その東に『坐禅石』を配置した禅庭で、南北の建物と東西の廊下のどの位置から見ても正面と捉えることができる『四面正面』になっています。そのほか、密教の六大思想(地水火風空識)を地(□)、水(○)、火(△)で象徴したといわれる『○△□乃庭』もあります。
日本美術との縁も深く、国宝である俵屋宗達筆『風神雷神図屏風』(原本は京都国立博物館に寄託。建仁寺では複製の屏風を公開)や、海北友松による『雲龍図』(同じく京都国立博物館に寄託。現在、キヤノン社がデジタル複製図を制作し、順次公開)、平成14年(2002年)に法堂天井に描かれた小泉淳作画伯作の『双龍図』などを見ることができます。
建仁寺 方丈
方丈庭園 大雄苑
潮音庭
○△□乃庭
風神雷神図屏風
双龍図
名称 | 建仁寺 |
---|---|
住所 | 京都市東山区大和大路通四条下る小松町584 |
電話番号 | 075-561-6363 |
拝観料金 | 一般 500円 中高生 300円 小学生以下無料 |
拝観期間・時間 | 3月1日~10月31日 午前10時~午後4時30分(午後5時閉門) 11月1日~2月28日 午前10時~午後4時(午後4時30分閉門) 年末拝観休止 12月28日~12月31日 |
ホームページ | http://www.kenninji.jp/index.html |
坐禅体験(個人の場合) | 毎月第二日曜日 参加費は無料 午前8時より坐禅を2回(20分×2回)。その後、お経を唱和した後に茶礼を行い、最後に管長の法話を聞く。終了は10:00 前後。 |
写経体験 | 所要時間 約45分 納経料1,000円 建仁寺本坊にて随時、受付。 |
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