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先史・古代から現代までの日本の歴史と民俗文化を展示する「国立歴史民俗博物館」

2023年3月17日更新

葉県佐倉市の「国立歴史民俗博物館」は、日本の歴史と民俗文化をテーマにした博物館です。さまざまな展示物を扱う施設であるとともに、歴史学・考古学・民俗学の調査や研究、また大学院生の教育を行う機関でもあります。



1983(昭和58)年に開館して以来、「歴博(れきはく)」の名で親しまれ、子どもから大人まで多くの人が来館。2019(平成31)年3月には、第1展示室がリニューアルオープン。

「総合展示」(常設展示)は、時代ごとに第1展示室から第6展示室まで6つに分かれています。第1展示室「先史・古代」に入って最初に現れるのが、ナウマンゾウの実物大の模型。長い牙と大きな体は、迫力満点です。同時期に生きた人々の生活の様子も人物模型でリアルに再現されているほか、土器や土偶、水田耕作に使用した道具類などを展示。ユニークなところでは、復元された縄文犬や弥生時代の子猫が、動物好きな人たちの注目を集めているのだとか……。

第1展示室 テーマⅠ「最終氷期に生きた人々」展示風景



第1展示室 テーマⅢ「水田稲作のはじまり」展示風景



第2展示室「中世」は、平安時代から安土桃山時代までの日本の文化と生活を、貴族・武士・庶民といった異なる身分・立場の人々の視点で紹介しています。

第2展示室「王朝文化」  貴族の服装(復元) 展示風景



第3展示室「近世」は、16世紀末から19世紀半ばまでの日本の近世(ほぼ江戸時代と重なる)を対象として、多様な復元模型などによって、当時の産業や文化、暮らしなどを分かりやすく伝えています。また、寺子屋「れきはく」では、江戸時代の子どもたちの学びを体験できます。

第3展示室「都市の時代」展示風景



第4展示室「民俗」では日本の民俗文化を紹介しています。日本各地の伝統行事や人生儀礼、生活用品などにかかわる展示を見ることができます。

第4展示室「おそれと祈り」 宇出津あばれ祭(再現) 展示風景



第4展示室「おそれと祈り」 河童想像模型 国立歴史民俗博物館蔵



第5展示室「近代」は、江戸時代末期から明治、大正、昭和初期までを対象としています。ここの展示は、「文明開化」「産業と開拓」「都市の大衆の時代」という3つのテーマから構成されています。〔※第5展示室「近代」は展示の新構築(リニューアル)工事のため、2023年7月4日(火)から閉室となります〕

第6展示室「現代」では、1930年代から1970年代までを、「戦争と平和」「戦後の生活革命」という2つのテーマで展示しています。

第6展示室「戦後の生活革命」  日本住宅公団団地実物大再現 国立歴史民俗博物館蔵



このほか歴博では、「企画展示」、「特集展示」を不定期に開催しています。どの展示も見応えたっぷりです。

また、歴博の教員などによる「歴博フォーラム」や「歴博講演会」、「歴博映画の会」も開かれています。参加方法等はホームページで確認してください。



多彩なビジュアルの展示や資料などから、日本の歴史と民俗文化を学べる歴博。訪れた日の天気がよければ、佐倉城址公園を散策してみるのもオススメです。

くらしの植物苑 博物館から佐倉城址公園を抜けたところにあります。※博物館より徒歩10~15分程度

詳細情報

名称 国立歴史民俗博物館
住所 千葉県佐倉市城内町117
電話 050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間 【3月~9月】午前9時30分~午後5時、【10月~2月】午前9時30分~午後4時30分 ※最終入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始 ※その他、館内メンテナンスのため休館する場合あり。詳しくはホームページを確認。
入館料 一般600円、大学生250円、高校生以下無料  ※企画展示は別料金
駐車場 150 台(無料)
アクセス 東関東自動車道 四街道ICまたは佐倉ICから約8㎞
ホームページ https://www.rekihaku.ac.jp
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