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中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)
2016年1月29日更新
標高550mの山間にある吹屋(ふきや)地区には、赤銅色の石州瓦とベンガラ色の外観で統一された、見事な町並みが約300mに渡って続いています。ここでは、江戸時代から明治・大正にかけて、銅山での銅の採掘とベンガラの生産が盛んに行われ、商業地として大いに栄えました。この街並みは、富裕な旦那衆が相談し、石州(今の島根県)から宮大工の棟梁たちを招いて、一貫した建築思想で街づくりを行った結果なのです。1974(昭和49)年に岡山県の「ふるさと村」に認定され、1977(昭和52)年には文化庁から国の「重要伝統的建造物群保存地区」の認定を受けました。
『旧片山家住宅』は吹屋を代表するベンガラ豪商・片山一門の総本家で、家屋は国の重要文化財に指定されています。1759(宝暦9)年の創業以来、200年余年にわたって吹屋弁柄(ベンガラ)の製造・販売を手がけた老舗で、弁柄屋としての店構えを設けた母屋とベンガラ製造の家屋が建ち並び、近世弁柄商家の典型といえるものです。
吹屋ふるさと村町並み(石州瓦)
吹屋ふるさと村町並み(ベンガラ色の外観)
旧片山家住宅
旧片山家住宅(内部)
笹畝坑道
名称 | 吹屋ふるさと村 |
---|---|
住所 | 岡山県高梁市成羽町吹屋838-2 ※中国道新見ICから国道180号、県道33・85号経由20kmで約30分 |
電話 | 0866-29-2222 (高梁市成羽町観光協会吹屋支部) |
駐車場 | 85台(バス5台含む) |
有料施設 | ①郷土館、旧片山家住宅/大人400円、小人200円 ②ベンガラ館/大人200円、小人100円 ③笹畝坑道/大人300円、小人150円 ④広兼邸/大人300円、小人150円 ⑤全館共通周遊券/大人850円、小人400円 |
有料施設開館時間 | 4月1日~11月30日は午前9時~午後5時まで。12月1日~3月31日は午前10時~午後4時まで。 |
有料施設休館日 | 12月29日~12月31日(1月1日からは開館) |
ホームページ | https://sites.google.com/site/fukiyakankou/home |
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