「三原のタコ料理」を堪能できる「食事処蔵」

2024年4月11日更新

三原市は、広島県南東部の瀬戸内海に面したまち。三原沖の海域は、水がきれいなうえ、水温が安定していてタコが生息しやすいため、三原市では古くからタコ漁が盛んです。主に用いられている漁法は、タコつぼ漁。漁師たちは、1本約1000mのロープに約100個のツボを付けて海に沈めます。3日～7日後に引き上げますが、海上に目印がないため、周囲の景色を頼りにツボを沈めた場所を探し出すとのこと。三原市では、この漁法でタコの産卵期などを除き、ほぼ1年中、タコを水揚げしています。

タコつぼ漁

獲ったタコは、すぐに真空パックして急速冷凍。そうすることで鮮度と味を保っています。三原沖で獲れたタコは、身が締まっていて歯応えがあり、旨味たっぷりなのが特徴。2014（平成26）年には「三原やっさタコ」の名でブランド化されています。ちなみに、この名称は「やっさ、やっさ」の掛け声とともに踊る、地元の伝統行事「三原やっさ祭り」に由来しています。

三原やっさタコ

「食事処蔵」は、三原近海のタコを使ったさまざまな料理を味わうことができる店。店舗に掲げられた大きなタコの看板が目を引きます。

タコは、生食のほか、蒸したり、揚げたりと多数の調理法がありますが、「食事処蔵」ではタコの刺身や生ちりのほか「タコしゃぶ」（1人前1300円　※注文は2人前から、税込、以下同様）などもあります。

タコ刺

タコしゃぶ

また、ぜひ味わいたいのが、「タコ釜めし」（お吸物・香物付で750円）です。もともと「タコ飯」は漁師が船の上で調理して食べていた、いわゆる“漁師飯”でしたが、現在は三原市の郷土料理として定着。タコと一緒にニンジンやゴボウなどの野菜を入れて炊き込まれていて、風味豊かです。

タコ釜めし

そして、タコ料理をフルコースで味わいたいという方には、「タココース」（3000円、4000円、5000円 ※5000円コースはタコしゃぶ含む）が用意されています。その他、「タコお手軽定食」（2800円）、「タコミニやっさ定食」（2500円）も人気です。

タココース￥5000

タコミニやっさ定食

タコ三昧の食事の後は、お土産選び。店内では「たこせんべい」や「たこポン酢」「たこ塩」など、“タコのまち三原”らしい土産物も販売しています。

詳細情報

名称	食事処蔵
住所	広島県三原市港町1-4-14
電話	0848-64-3200
営業時間	午前11時30分～午後1時30分（LO：午後1時）、午後6時～午後10時（LO：午後9時）
定休日	日曜日
駐車場	あり　※詳細はお店にお問い合わせください。
アクセス	山陽自動車道三原久井ICから約20分
ホームページ	https://kura-mihara.com/index.html