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みらいのくるまの「ただいまのところ」情報
2023年3月28日更新
この本の正式書名は『モビリティX シリコンバレーで見えた2030年の自動車産業 DX、SXの誤解と本質』と長い。キーワード的に打ち出された『モビリティX』のXは、DX=デジタルトランスフォーメーションとSX=サステナビリティトランスフォーメーションのそれぞれのXからきている。
これからの脱炭素社会に対応できる理想のモビリティは、現在進みつつあるCASE(C:コネクテッド、A:自動化、S:シェアリング、E:電動化)によるDXに加え、再生可能エネルギーを活用するエネルギー産業と融合しながら取り組んでいくSXも必要不可欠であるとの認識に基づいている。
その上で本書は、DXとSXが単なる技術導入に終わらず、顧客の新たな体験・価値(X=エクスペリエンス)の創造につながることも必要であり、Xにはその含意もあるとしている。
テスラ車オーナーは
「S」で25万ドル稼げる!?
現在、シリコンバレーをはじめとしたアメリカでは、さまざまな企業がモビリティXの動きを活性化させている。
本書は、その最たる例の一つとして、イーロン・マスク率いるテスラを挙げている。
まずDXの領域。
テスラは従来C:コネクテッド、A:自動化、E:電動化を強力に推し進めてきたわけだが、将来的にロボタクシーによるS:シェアリングの実現も視野に入れている。しかも、それは顧客側に大変な体験・価値(X=エクスペリエンス)をもたらすものとなるようだ。下記は本書からの引用である。
〈(テスラ車は)自動運転が完成した際、テスラ車オーナーが使っていない駐車中にロボタクシーとなって勝手にお金を稼ぎ始める ―(略)― 購入してからのライフサイクル全体で収支を計算すると、実に15万~25万ドルの「利益」が出るという。テスラを買うことで、移動もできて儲かるかもしれないというのだ……〉
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