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東北(青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)
2022年3月31日更新
JR秋田駅から程近い場所にある「千秋公園」。ここは、初代秋田藩主の佐竹義宣が1603(慶長8)年に築いた居城・久保田城の跡地であり、「久保田城跡」とも呼ばれています。久保田城の特徴は、石垣がほとんどなく堀と土塁をめぐらした造りであることと、天守閣を持たないことです。平安な治世となった江戸時代の築城であったことが、そうした特徴を生んだのでしょう。
佐竹義堯(よしたか)まで12代続いた佐竹氏は、1869(明治2)年の版籍奉還により終了。久保田城跡地は、1896(明治29)年に近代公園設計の先駆者といわれる長岡安平の設計で公園として生まれ変わりました。
園内には「大手門の堀」「穴門の堀」の二つの堀や、さまざまな歴史的建造物など、久保田城時代の風情を感じることができる場所が残されています。本丸の玄関口「久保田城表門」は、木造2階建ての櫓門。資料などをもとに2年かけて再建されました。門の南側には、門を警備・管理する「御番頭局(ごばんがしらべや)」、下手には警備や火災消化などを担当する物頭の詰所「御物頭御番所(おものがしらごばんしょ)」が置かれています。御物頭御番所は、園内で唯一残る藩政時代の建物で、秋田市指定の文化財です。
見張り場であり、武器庫でもある「御隅櫓(おすみやぐら)」は、市政100周年を記念して復元された建物。館内には佐竹氏に関するパネルなどが展示されているほか、4階の展望台からは、市街地が一望できます。観覧時間は午前9時~午後4時30分(小・中学校の夏休み期間は午後7時まで)。観覧料は100円、高校生以下は無料です。
佐竹氏の歴史をより深く知ることができるのが、「佐竹史料館」。絵図や絵巻など、藩政時代にかかわる多数の資料が展示されています。観覧時間は、午前9時~午後4時30分。観覧料は100円、高校生以下は無料です。
園内は、桜やツツジ、あやめ、アジサイ、モミジなど多数の樹木や花々にあふれています。季節を楽しめるのも、千秋公園の魅力です。
園内には、コインパーキングがありますが、台数が限られているのでご注意を。また冬季は閉鎖されるため、来園の際は周辺の有料駐車場(「エリアなかいち」「秋田市駐車場公社」等)を利用しましょう。
名称 | 千秋公園 |
---|---|
住所 | 秋田県秋田市千秋公園1-1 |
電話 | 018-888-5753(秋田市 公園課) |
駐車場 | (コインパーキング)14台 ※最初の30分まで100円。以降30分を超えるごとに100円。開設期間4月1日~11月30日(「さくらまつり」開催時を除く) ※冬季閉鎖期間は近隣の有料駐車場(「エリアなかいち」「秋田市駐車場公社」等)を利用のこと。 |
アクセス | 秋田自動車道秋田中央ICから約15分 |
ホームページ | https://www.city.akita.lg.jp/kurashi/doro-koen/1003685/1007159/index.html |
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