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つるん、と美味しい「じゅんさい」。その国内有数の生産量を誇る秋田県三種町で、5月~8月限定で体験可能!「じゅんさい摘み採り体験」

2021年6月8日更新

「じゅんさい」……ご存知でしょうか?じゅんさいは、沼や池で育つスイレン科の水草。水底に根を張り、茎を伸ばして水面に葉を広げます。食用部分は、「ヌメリ」と呼ばれるゼリー状の膜で覆われた幼葉(新芽)。ツルツル、プリプリとした食感が特徴です。



じゅんさいは、万葉集に登場するほど古くから日本に自生し、かつて国内全域で見られましたが、現在は、多くの県で絶滅・準絶滅危惧種に指定されていて、今や希少な食材となっています。

そんなじゅんさいで、国内有数の生産量を誇るのが秋田県三種町。



三種町では、5月~8月の収穫期に「じゅんさい摘み採り体験」を行っています。体験は、じゅんさいの葉で覆われた、水深50~60センチの沼に小舟を漕ぎ出すところからスタート。水中に目を凝らし、幼葉を一つ一つ摘み取っていきます。ヌルヌルしていて、つかみにくいからこそ採れたときはうれしいもの。少しずつ要領が分かり、次々に採れるようになると楽しさもアップします。制限時間は最長で3時間。その前にバケツが一杯になったら終了です。



小舟の乗り方や、じゅんさいの摘み採り方は、しっかり教えてもらえるので子供も安心して参加できます。予約は、体験希望日の3日前までに観光情報センターへ。ホームページからも申し込みOKです。じゅんさい摘み採り体験に出かける際は、屋外で長時間の活動になるので、帽子やタオル、飲み物などの用意をお忘れなく。



体験で摘み採ったじゅんさいは、すべて持ち帰ることができます。食べる前に、大切なのは下処理。ヌメリが取れないよう、たっぷりの水でそっと洗った後、1、2分茹でて、氷水で冷ましたら出来上がりです。そのままワサビ醤油やポン酢で食べたり、蕎麦やそうめんに添えたりして味わいましょう。

地元では、比内地鶏、エノキや舞茸などの茸類、長ネギやミズ(秋田で採れる山菜)、だまこ(炊いたお米をすり潰して団子状に丸めたもの)などと一緒にじゅんさいを入れて作る「じゅんさい鍋」(比内地鶏の出汁で、醤油味)が定番。「夏に鍋ですか?」という声も聞こえてきますが、食べてみれば納得の美味しさです!じゅんさい鍋や味噌汁にじゅんさいを入れる場合は、煮込まず、食べる直前に投入するのがヌメリを守るポイントです。

じゅんさい鍋、酢の物



自分で摘み採ったじゅんさいは、一味も二味も違うはず。特産地だからこそできる、貴重な体験をぜひ!

詳細情報

予約申込先 観光情報センター(秋田県山本郡三種町鹿渡字高石野123-2 道の駅ことおか内(営業時間:9:00~17:00)、電話:0185-88-8020、秋田自動車道琴丘森岳ICから約10分)
※令和3年度は秋田県内在住の方限定
体験入期間 5月~8月
体験時間 午前9時~午後3時30分あるいは4時 ※体験場所によって違います。
定休日 お盆 ※大雨、強風の場合は中止
料金 中学生以上2000円、小学生1000円(幼児無料)
体験場所 ・阿部農園 秋田県山本郡三種町志戸橋字大下34、営業時間:午前9時~午後3時30分 ※観光情報センターから車で20分
・石川さんの沼 秋田県能代市浅内字寒川家上148-1、営業時間:午前9時~午後3時30分 ※観光情報センターから車で20分
・里山・志戸田園 秋田県山本郡三種町豊岡金田字砂小沢133、営業時間:午前9時~午後4時 ※観光情報センターから車で20分
・安藤農園 秋田県山本郡三種町森岳字横沢岱247-2、営業時間:午前9時~午後4時 ※観光情報センターから車で15分
・森田畜産 秋田県山本郡三種町豊岡金田字石持54-6、営業時間:午前9時~午後4時 ※観光情報センターから車で20分
・北林農場 秋田県山本郡三種町下岩川字芹沢14-1、営業時間:午前9時~午後4時 ※観光情報センターから車で20分
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