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明治を背景に司馬遼太郎が描いた、松山市ゆかりの小説『坂の上の雲』を追体験するならば、まず最初に訪れたい「坂の上の雲ミュージアム」

2017年8月8日更新

産経新聞(夕刊)に1968(昭和43)年4月22日~1972(昭和47)年8月4日にかけて、4年半にわたり連載された、司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』(連載合計1296回)。主人公としてスポットが当てられるのは、松山出身の秋山好古・真之兄弟、正岡子規の3人です。「日本騎兵の父」と呼ばれ、大胆で実行力ある秋山好古、海軍作戦参謀としてバルチック艦隊を迎撃した秋山真之、死と向き合いながら俳句・短歌の革新を成し遂げた正岡子規。司馬遼太郎は、「坂の上の青空に輝く一朶(いちだ)の白い雲」だけを見つめ一途に坂をのぼってゆく、主人公やこの時代の人々の姿を描きました。

主人公の3人が生まれ育った松山には、この小説にゆかりの場所や関連施設も多く、彼らの足跡を興味深くたどることができます。

そんな背景を活かして、松山市は、小説に描き込まれたメッセージを基本理念に、まち全体を屋根のない博物館=フィールドミュージアムに見たてたまちづくりを行っています。このまちづくりの中核的な施設となっているのが「坂の上の雲ミュージアム」です。

坂の上の雲7 外観

「坂の上の雲ミュージアム」では、小説に描かれた主人公3人の足跡や明治という時代に関する展示に加え、松山のまち全体に点在する小説にゆかりの場所や関連施設についても紹介しています。

建物は地上4階、地下1階の鉄骨鉄筋コンクリート造(設計:安藤忠雄)で、延べ約3100㎡。展示フロアは3~4階で各階はスロープで結ばれています。

坂の上の雲7 新聞壁

2階は『坂の上の雲』の小説や明治時代に関する書籍が閲覧できるライブラリースペースのほか、コンサートやイベントなどができるホールになっています。3階は、近代国家建設にまい進する明治という時代についての展示・解説を行っており、明治時代の松山の風景などもうかがえます。4階では、秋山兄弟と正岡子規に関するエピソード紹介や直筆資料・写真、作品が展示されています。また、毎年テーマを新たにした企画展を開催しています。その他、1296回にも及ぶ新聞連載の展示や、『坂の上の雲』の世界を紹介する映像などもあります。

坂の上の雲1

「坂の上の雲ミュージアム」では、新聞連載の挿絵(絵:下高原健二)を表紙に使ったメモ帳(1冊410円)や、主人公たちのエピソードや『坂の上の雲』ゆかりの地をイラストで紹介したクリアファイル(1枚210円)などのミュージアムグッズを販売しています。加えて、松山市の商工業界とコラボレーションした『坂の上の雲』関連商品があります。一六本舗 伊予柑乳菓『坂の上の雲』(10個入1,296円、税込、以下同様)、うつぼ屋 いよかんむし菓子『坂の上の雲』(6個入972円)、亀井製菓 銘菓『坂の上の雲』(6個入864円)などのお菓子の他、五色そうめんや各種タオル商品などが開発され、販売されています。

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詳細情報

名称 坂の上の雲ミュージアム
住所 愛媛県松山市一番町三丁目20番地
電話番号 089-915-2600
開館時間 午前9時から午後6時30分まで(入館は午後6時まで)
休館日 毎週月曜日(休日の場合は開館)
観覧料 一般400円、高齢者(65歳以上の方)200円、高校生200円、中学生以下無料 ※高齢者、高校生、中学生・小学生は証明するものを提示のこと ※団体料金あり ※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の所持者およびその介護人も無料(それを証明するものを提示のこと)
アクセス JR松山駅から市内電車[道後温泉行き]大街道下車徒歩2分(所要約10分)、〈車の場合〉松山自動車道松山ICから所要約25分
駐車場 一般来館者用の駐車場を設けていないので、周辺の有料駐車場を利用のこと
ホームページ http://www.sakanouenokumomuseum.jp/
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