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関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)
2017年10月24日更新
ごはんはもちろんパスタなどにも使われ、すっかり日本の食卓に定着した辛子明太子(以下、明太子)。ただし、これほど普及したのは昭和の頃で、日本の伝統食とは一線を画しています。
もともとは、朝鮮半島でスケトウダラの卵を辛く調味して食べるという習慣があり、これが明太子のルーツと言われています。明治時代に、日本から朝鮮半島に渡った樋口伊都羽という人物が、スケトウダラ漁に従事する中で、多くの卵が捨てられるのを見て、唐辛子とともに塩漬けしたスケトウダラの卵を商品化し、1907(明治40)年に「明太子の元祖」という商標で釜山に樋口商店を創業したと伝えられています。ちなみに明太子の「明太」はスケトウダラの別称です。現在のような漬け込み型の明太子を製造・販売したのは、『ふくや』の川原俊夫氏で1949(昭和24)年1月10日のこと。そこから、1月10日は『明太子の日』となっています。
その後、明太子製造は拡大し、1971(昭和46)年創業の『株式会社かねふく』などによって、おいしい明太子が全国で販売され、食べられるようになりました。
さて、その『かねふく』が、より一層の明太子普及のために2009年から開設を進めているのが『めんたいパーク』です。 明太子工場に見学ギャラリーや直売店・フードコートなどを併設し、大人から子供まで楽しめる“明太子のテーマパーク”としたのです。現在、愛知県常滑市、兵庫県神戸市、大阪府大阪市と、茨城県大洗町にあり、多くの人を集めています。
大洗のかねふく明太子工場は、かなり規模が大きく、多い日には1日5トンを超える明太子が生産されています。『めんたいパーク大洗』ももちろん、たいへん充実した内容となっています。
『めんたいパーク大洗』を訪れた人は、全長約100メートルの『明太子ギャラリー』で、明太子について様々な情報を知ります。ここには、明太子の原料であるスケトウダラの生態や成長過程などが画像や映像で説明されているほか、明太子の作り方・歴史などについての展示・資料説明があります。映像などを見たり、クイズに答えたりしながら学ぶことができるので、子どもたちにも好評です。
ふしぎ海中さんぽ
名称 | めんたいパーク大洗 |
---|---|
住所 | 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町8255-3(大洗港第二埠頭内) |
電話 | 029-219-4101 |
休館日 | 不定期(月1回メンテナンス休み有り) |
営業時間 | 前9時~午後6時、工場稼働時間:午前9時~午後4時30分 ※日曜・祝日の午前11時30分~12時30分は工場が一時休止 |
入場料金 | 無料 |
アクセス | 【車】(常磐自動車道・北関東自動車道)友部JCTから北関東自動車道〔ひたちなか方面〕水戸・大洗IC→大洗市街(ICから約10分)→大洗港第二埠頭 ※2011年以前のカーナビには「めんたいパーク」が未登録(「施設名称」に「大洗文化センター」入力、あるいは「電話番号」に「029-267-5111」入力で検索すると、表示された目的地の向かいが『めんたいパーク大洗』)/ 【電車】JR水戸駅から大洗鹿島線で大洗駅下車(16分)→徒歩約20分/タクシー約2分(約1.5キロ) |
駐車場 | 普通自動車120台、大型バス12台(いずれも無料) |
ホームページ | https://mentai-park.com/park/ooarai/ |
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