高尾山の「好奇心の入口」がここにある！「TAKAO 599 MUSEUM（タカオ ゴーキューキュー ミュージアム）」

東京都八王子市にそびえる高尾山。標高599メートルで、登山初心者でも比較的、手軽に登ることができる山として知られ、1年を通して多くの人で賑わいます。

名称に標高の数値を取り入れた「TAKAO 599 MUSEUM（タカオ ゴーキューキュー ミュージアム）」は、高尾山の麓、東京都高尾自然科学博物館の跡地に2015（平成27）年8月にオープンしました。観光・学習・交流の3つのコンセプトを基に、高尾山が持つ魅力を見応えのある展示方法で伝えています。

ミュージアムは、瓦葺屋根に一面ガラス張りの洗練された佇まい。館内の展示スペースでは、高尾山に生息・自生する数多くの動植物が紹介されています。



入口からすぐの場所にある展示スペース「NATURE COLLECTION（ネイチャー コレクション）」には、アクリル樹脂に収められた植物の標本がずらり。展示されているのは、高尾山に自生している約1600種類の植物のうち100数十種類です。アクリル樹脂を通して花や葉、根までクリアに見えるので、じっくり観察することができます。



昆虫の標本も多数。高尾山は、大阪の箕面山・京都の貴船山と並ぶ「日本三大昆虫生息地」であり、約5000種の昆虫が生息しているといわれています。ここでは、そのうち約200種類の昆虫標本を展示。羽を広げて飛び立つ姿で留められていて、標本でありながら、まるで生きているかのようです。



「NATURE　WALL（ネイチャー ウォール）」は、動物の剥製が展示されている壁。1時間に1回、この壁に向けてプロジェクションマッピングが投影されます。リアルな動物とアニメーションの融合は美しく、一見の価値あり。





休憩するなら「599 CAFE」へ。高尾珈琲ブレンドや紅茶のほか、ホットドックや各種ワッフル、高尾山パフェ（抹茶＆あんこ）などが用意されています。注文せず、休憩スペースとしての利用もOK。持ち込みもできます。





「599 SHOP」には、東京・多摩地区で生産した“多摩産材”で作られた定規やおりがみ、しおりをはじめ、オリジナルのグッズがそろっています。



「TAKAO 599 MUSEUM」は入館料無料で、開放的な雰囲気も特徴の一つ。高尾山を訪れたら、ぜひ立ち寄りたいミュージアムです。

詳細情報

名称	TAKAO 599 MUSEUM
住所	東京都八王子市高尾町2435-3
電話	042-665-6688
開館時間	午前8時～午後5時（12月～3月は午後4時まで）
休館日	年中無休　※メンテナンス等による休館あり
駐車場	近隣の駐車場を利用（高尾山麓駐車場・京王高尾山駐車場など）
アクセス	圏央道高尾山ICから約4分
ホームページ	http://www.takao599museum.jp/