萩の歴史と美味しいものに出合える「道の駅 萩往還（はぎおうかん）」

「萩往還（はぎおうかん）」は、日本海側の萩（萩市）と、瀬戸内海に面する三田尻港（防府市）を結ぶ全長約53㎞の街道。1604（慶長9）年に、長州藩（萩藩）の藩主毛利氏により参勤交代のための「御成道」として整備されました。街道沿いには当時の町並みや自然景観が多く残されていて、1989（平成1）年には「萩往還」の名で、国の史跡として指定を受けています。

萩市の郊外、山口県道32号線にある「道の駅 萩往還」。道の駅のある区間の県道32号線は、萩往還に沿って後世に整備されたものであり、その歴史ある名称を冠しています。特産品の販売所や地元のグルメを味わえる飲食店、幕末に活躍した教育者・吉田松陰の足跡を紹介する「松陰記念館」などがあり、萩市のさまざまな魅力を伝えています。敷地内には、吉田松陰と、その門下生として知られる高杉晋作、久坂玄瑞が立ち並んだ銅像も設置されています。

農産物直売所「菜々色マルシェ」には、地元産の野菜や果物がそろっています。ここの特徴は、野菜ソムリエプロの資格を持つスタッフが常駐する「日本野菜ソムリエ協会認定青果取扱店」であること。変化に富んだ地形と気候から食材の宝庫となっている萩市。ここで作られた野菜や果物の特徴や美味しさを野菜ソムリエプロが店頭に演出しています。



















特産品販売所「物産館」には、マーマレードやポン酢、ドレッシングなど、特産の夏みかんを使った商品が充実。丸ごとの夏みかんの皮に羊羹を流し入れた「夏蜜柑丸漬」は、大正時代から作り続けられている人気商品です。



















軽食コーナーで販売されている、夏蜜柑のソフトクリームもお見逃しなく。

食事をするなら「見蘭牛（けんらんぎゅう）ダイニング玄」へ。見蘭牛は、在来種の見島牛とオランダ産ホルスタインの交配によって生まれたブランド牛。同店の経営母体が飼育も手掛けているため、比較的リーズナブルに味わうことができるのがポイントです。



メニューは、人気の「ハンバーグ至極の金（見蘭牛100％）」（1540円、税込、以下同様）のほか、「見蘭牛のステーキ丼」（2398円）や「牛すじカレー」（1320円）、「むつみ豚の豚丼」（990円）などがあります。また、「見蘭牛のコロッケ」（200円）などのテイクアウトメニューなども用意されています。





「松陰記念館」は、入館無料。何体もの人形によって松下村塾の様子が再現されていて臨場感があります。また、吉田松陰の手紙のレプリカなども展示されており、幕末の息吹を感じることができます。



萩市の玄関口に位置する「道の駅萩往還」。まず立ち寄って、萩市の魅力に触れてみてはいかがでしょう。

詳細情報

名称	道の駅 萩往還
住所	山口県萩市大字椿字鹿背ヶ坂1258
電話	0838-22-9889
営業時間	午前9時～午後6時　※「見蘭牛 ダイニング玄」は午前11時～午後3時（土日祝は午後5時まで）※オーダーストップは閉店の30分前
定休日	年中無休　※「見蘭牛 ダイニング玄」は火曜日定休（祝日の場合は翌日）
駐車場	大型7台、普通車57台（身障者用2台） 急速充電器　20kW/1台
アクセス	中国自動車道美祢東JCT経由小郡萩道路絵堂ICから約30分
ホームページ	https://www.hagioukan.com/wp/