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古事記に創建が記される古社にして、そのスケールは国内随一。“縁結び”の神様として知られ、年間600万人もの参拝客が訪れる『出雲大社』

2019年12月19日更新

「神々の国」と呼ばれる出雲にあって、その象徴となる存在が『出雲大社(いずもたいしゃ/いずもおおやしろ)』です。その歴史は古く、日本最古の歴史書といわれる『古事記』に創建が記されているほどです。

御本殿



主祭神は、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。古事記の国譲り神話によれば、大国主大神が築いた国を天照大御神(あまてらすおおみかみ)に譲る代わりに壮大な宮殿の造営を求め、それが後に『出雲大社』となったと言われています。

御本殿



『出雲大社』のスケールの大きさは数ある寺社仏閣の中でも抜きんでたもの。

現在の『本殿』は、1744(延享1)年に再建されたもので、1952(昭和27)年に国宝に指定されています。日本最古の神社建築様式である大社造(たいしゃづくり)を用いて造営され、高さは24メートルで神社建築では日本一の大きさです。しかし、平安時代に「雲太(うんた)、和二(わに)、京三(きょうさん)」(建物の大きさで、1位が出雲大社本殿、2位が東大寺大仏殿、3位が京都御所の大極殿)と言われた当時の本殿の高さは約48メートルと伝えられています。また、出雲大社の社伝によれば、太古の時代には本殿の高さは約96メートルもあったというから驚きです。

御本殿・拝殿・銅鳥居



様々な祭事が執り行われる『神楽殿』には、約270畳もの大広間が備えられています。正面の大注連縄(おおしめなわ)は、長さ約13メートル、重さ5.2トンもの大きさ。さらに、前庭には高さ47メートルの国旗掲揚塔があり、約75畳の日本一大きな国旗がはためきます。

神楽殿



『出雲大社』には、他の神社とは違う特徴があります。例えば、先述の大注連縄は(他の寺社に対して)左右が逆に張られています(向かって左方が「綯いはじめ(ないはじめ)」で、右方が「綯い終わり(ないおわり)」になっています)。何事につけても、『出雲大社』では一般的な神社とは反対に、向かって左方を上位、右方を下位とする習わしがあるのだそうです。

また、一般的な神社の参拝は、「二礼二拍手一礼」(二回おじぎ→二回手を打つ→一回おじぎ)が基本。しかし、『出雲大社』では、「二礼四拍手一礼」(二回おじぎ→四回手を打つ→一回おじぎ)を参拝の作法としています。本殿以外の社殿も同様です。

旧暦10月には、全国の八百万の神々が『出雲大社』に集まるとされています。各地の神様が地元からいなくなるため、この月を別名「神無月」と呼びますが、出雲に限っては「神在月(かみありづき)」としています。

神迎祭



2017年(平成29年)にリニューアルオープンした宝物殿『神祜殿(しんこでん)』では、境内から出土した古代本殿の『心御柱(しんのみはしら)』などを展示。拝観料は、大人300円、高校生・大学生200円、小・中学生100円です。今や“縁結び”の神様として、大人気の『出雲大社』。男女の縁に限らず、「様々な“良いご縁”をたぐりよせる」と言われ、その御利益を求めて年間600万人もの参拝客が訪れます。境内には多くのパワースポットがあるので、じっくり時間をかけて一つ一つを訪ね歩きたいところです。

また、大国主大神が主人公となっている神話『因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)』から発生したスポットも……。皮を剥かれて苦しんでいるウサギを大国主大神が治療して助けたという、この神話にちなみ、境内にはあちこちにウサギの像が配置されています。表情やポーズもいろいろ。散策しながら、探してみてはいかがでしょう。

一年を通して、参拝できるのは午後8時まで。以降は、境内中心部は閉鎖されてしまうのでお気を付けください。

詳細情報

名称 出雲大社
住所 島根県出雲市大社町杵築東195
電話 0853-53-3100(午前8時30分~午後5時)
参拝可能時間 (3~10月)午前6時~午後8時、(11~2月)午前6時30分~午後8時
アクセス 山陰道出雲ICから20分
駐車場 3カ所/385台、360台、20台
ホームページ http://www.izumooyashiro.or.jp/

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