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クルマのことならなんでもガイド
2018年8月7日更新
今月の達人
宮本モータース・宮本毅
皆さんは、もしタイヤがパンクしたらどうしますか? 以前はスペアタイヤに履き替えて整備工場まで自走するというのがセオリーになっていました。最近はスペアタイヤを積まず、「タイヤパンク応急修理セットで対応してください」というクルマもあるようですが、私は、即「ロータス365サービス」に連絡することをオススメしています。
「クギを踏んでバーン!」は
古いパンクのイメージ
一般にパンクといえば、「道路に落ちているクギを踏んで、バーンと破裂する!」というイメージが定着しています。
まあ、確かにそういうこともなくはないでしょう。でも、これ、相当に古いイメージです。そして、現実とは少し違っている部分があったりします。
いま、道路にクギが落ちていることはそんなにありません。クギを踏んでパンクすること自体、稀なことになってきているのです。
そして、もしクギを踏んだとしても、すぐにパーンと破裂(バースト)するようなことはあまり起こりません。タイヤのトレッド部分にクギが刺さったとしたら、そのクギはタイヤに刺さったままとなり、そこから時間をかけてゆっくりと空気が抜けていく“スローパンクチャー”になるケースがほとんどです。
私の見る限り、バーストするパンクは、走行中に車道と歩道を分ける縁石などの障害物にタイヤのサイド部分を擦らせたときによく起こっています。タイヤのサイド部分はトレッド部分に比べて薄く弱い構造になっているので、ちょっとした接触でも簡単に裂けてしまうことがあるのです。
ですから、バーストしないように注意するとしたら、「縁石など、タイヤのサイド部分に衝撃を与えるようなものにぶつからないように」運転するようにすることが大切です。
パンクしたら、
迷わずロードサービスに連絡
では、もしパンクしたときは、どうするか?
私の答えはとてもシンプルです。
バーストしたときでも、またスローパンクチャーする恐れがあるときでも、「ロータス365サービス(ロータスカード会員および家族会員対象のロードサービス)」をはじめとした、24時間365日のロードサービスを呼び、近くの整備工場などにクルマをレッカー移動させ、そこで新しいタイヤに交換するか修理するかを決めるのが一番いい対処方法だと考えています。
それ以外の対処方法は、私はあまりオススメしません。
教習所で習ったことでいえば、まずスペアタイヤに付け替えて、近くの整備工場や専門店まで自走するという対処方法があるわけですが・・・どうなんでしょう?多くの人はタイヤの付け替え作業に慣れておらず、なかにはまったく方法がわからない(忘れてしまった)という人さえいます。
それなのに闇雲に作業するというのは危険極まりありません。実際、いまにもナットがはずれそうな状態のスペアタイヤを履いて来店された方を見たことがあり、そのときは心底ゾッとしたものです。
また、最近の軽自動車には、スペアタイヤの代わりに、タイヤ内に流し込んで穴を塞ぐ補修剤と空気を送り込む小型コンプレッサーといったパンク応急修理用キット(写真参照)が搭載されていることがありますが、私はこれにも不安を感じないわけにはいきません。
このキットは、スペアタイヤに付け替えるときとちがい、ジャッキアップせずともカンタンにパンクの応急修理ができるとされてはいるものの、お客さまに聞くと「どうやって使えばいいのかわからない」という返答がほとんど。それなのに、万が一のときに一発勝負で使ってみるというのはどう考えてもよろしくないでしょう。
そもそもこのキットは数ミリの小さな穴しか塞げません。サイドが大きく裂けるなど、タイヤのダメージが大きい場合には修理することができません。
それに、一旦補修剤をタイヤ内に流し込んでしまうと、その後に改めて穴を塞ぐ修理をしたところで、タイヤとして用をなさなくなる可能性が大きくなるといったこともあります。つまり、タイヤに開いたのが小さな穴だとしても、パンク応急修理用キットを使うべきか否かは、プロ並の判断が必要になるということです。
なので、パンクしたときは、それがどんなパンクであっても「ロータス365サービス」をはじめとした24時間365日のロードサービスに連絡を入れてレスキューしてもらう・・・これがベストといえるのです。
ロードサービスは
小さなトラブルにも対応
私が、こういう話をすると、ときどき「タイヤがパンクしただけでロードサービスを呼ぶなんて、大げさすぎて、なんだか気が引ける」などとおっしゃるお客さまもいらっしゃいます。
けれども、大丈夫。救急車と違って、ロードサービスは「キーの閉じ込み」「バッテリー上がり」「ガス欠」といったわずかなトラブルにも対応するサービスなので、どうか遠慮なく使ってください。
それに何度もいいますが、タイヤはクルマにとって“命”ともいえる部品です。どんな小さな穴が開いただけでも、重要なトラブルに繋がる可能性が大と考えて、むしろ堂々とロードサービスを利用するようにしてください。
お店紹介
宮本モータース:宮本武夫氏(宮本毅氏の祖父)が、1937年に新潟県魚沼市で創業した歴史あるロータス店。自動車の普及とともに発展し、二代目の宮本実氏(叔父)、三代目の宮本好治氏(父)に続き、現在は四代目の宮本毅氏が経営を担っている。社是は「私たちの仕事は、あなたさまの安心、快適なカーライフをお手伝いすることです」。地域密着を基本としながら、お客さまのカーライフ充実に向けた活動に積極的に取り組んでいる。
住所:新潟県魚沼市堀之内103番地
電話:025-794-2508
HP:http://miyamoto-motors.jp
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