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達人に訊く(28)EV&PHEV時代を、もっともっと楽しみましょう!

2019年12月3日更新

今月の達人
ロータス東和オート・新城浩司

東和_新城専務_web

僕の担当は今回が最後です。ラストは、ちょっと宣伝っぽくなりますが、われわれ『ロータス東和オート』がEV&PHEV販売とその整備に取り組むことになった経緯やその姿勢についてお話させてください。

「きちっとやる」を信条に成長

最初はクルマの整備が主体で、その後板金や販売を展開し、だんだんと活動領域を広げていきました。おかげさまで、今では宮古島内に本社整備工場とショールームを構え、多くのお客さまにご愛顧いただいています。

こうした成長は、なにより父の「(なんでも)きちっとやる」という方針が揺らぐことなく貫かれてきたからこそのものだと思っています。すなわち「どんなにささいな作業でも手を抜かない」「絶えず難しいことや新しいことに全力で挑戦する」「売ると決めたクルマはその性能とお客さまの嗜好・特性をしっかりと理解したうえでオススメする」という真摯なやり方が、地元の皆さまに受け入れられた結果だと思います。

だから、僕も、父の「きちっとやる」という方針を胸に、毎日のEV&PHEV販売と整備に励んでいるというわけです。

エコアイランド宣言とアイミーブ量産

『ロータス東和オート』が、EVの販売と整備を本格的に手がけたのは、2010年からのことです。

きっかけは二つありました。

一つは、宮古島市が2008年に「エコアイランド宮古島宣言」をしたことです。
その宣言には、「地下水を守る」「美しい珊瑚礁の海を守る」「限りある資源とエネルギーを大切にする」といった項目が並んでいました。
ただ、僕らは本当にエコアイランドになるには、もう一歩進めて、実際に何を行うのかというところまで進める必要があると思いました。そこで、民間企業が具体的な取り組みを打ち出していこうという一環として、僕らも「電気自動車でエコアイランドに貢献する」というテーマ打ち出したのです。
現在の目標は、2020年までに島内を走るクルマの約20%をEVにしようというものです。

東和_パンフレット1_web

「スマートライフサロン宮古島」のパンフレット



そして、もう一つは、宣言の翌年である2009年に、ハイクオリティなEVである三菱自動車のi-MiEV(アイ・ミーブ)が量産されはじめたことでした。
ちょうど同じ頃に熊本で開催された全日本ロータス同友会の九州ブロック大会の会場で、三菱自動車工業の相川元社長(当時は常務取締役)の講演を聞き、このクルマであれば「一般のお客さまにも、ビジネスで使う法人のお客さまにも、自信をもって提案できる」という実感をもつことができました。

これら二つの出来事がタイミングよく重なったことで、僕はEV販売・整備へのチャレンジをする決心をしたのです。

日本全国をEVが席巻する日は近い

では、現在に至るまでの7年間の取り組みの成果はどうだったのか……。

最初のうちは、お客さまにも「クルマはやっぱりガソリンエンジン車」という固定観念がありました。
ですが、提案書類を整え、お客さまのニーズに合わせてEVのランニングコスト面、性能面でのメリットを説明し、「エコアイランド宮古島にピッタリのクルマです」とお勧めすると多くのお客さまが興味をもってくださり、ご購入いただける確率は高まりました。
もちろん、EVやPHEVを担当する専任の整備士がいるなど、アフターフォロー体制を「きちっと」整えたことがそのための強力なバックボーンになったのは、いうまでもありません。

EVスペシャリストの島尻さん

EVスペシャリストの島尻さん



現在、EVとPHEVの販売台数は順調に伸びており、その累計は170台に達しています。今後はさらにEVとPHEVの販売に注力していき、3年後には累計500台を、そして5年後には累計1000台を達成したいと考えています。
そして、そのなかで行政や再生エネルギー事業に取り組んでいる企業などと連携しながら、EVやPHEVと生活(給電、防災)とをリンケージさせる事業にも取り組んでいくつもりでいます。

東和_店舗で充電_web

近々、航続距離の長いより高性能なEVがぞくぞくと登場してくる気配が濃厚です。しかも、それに呼応するかのように充電インフラの整備も急速に進んできています。小さな宮古島ならずともEVを電欠の心配なく快適に走らせられるようになる日は間近なのです。今後、日本中で普通にEVを選ぶお客さまが加速度的に増えていくのは、もう間違いないことといえるでしょう。この絶好の盛り上がりを、僕はやりすごすつもりはありません。

東和_認定証_web

いま、全国のロータス各店でも、こうした状況を意識し、EVのお客さまにしっかり対応できる体制づくりに取り組み始めています。
なので、皆さんも、どうか安心して次の買い替えタイミングでは、EV&PHEVを検討してください。そして、クルマの性能、アフターフォロー体制に納得がいけば、ぜひ実際にEVライフを始めてみてください。これまでお話ししてきたように、ガソリンエンジン車とはまったく異なる大きな感動を感じることができるはずです。

東和_新城専務2_web

来るべきEV&PHEV時代を、もっともっと楽しみましょう!

お店紹介

ロータス東和オート(株式会社東和):新城浩吉会長が1978年に創業した、沖縄県宮古島市にあるロータス店。ファッション業界など他業界でビジネスセンスを磨いた後にUターンした新城浩司社長は、『i-MiEV(アイ・ミーブ)』発売に触発されて三菱自動車などのEV・PHEV・PHVの販売・整備に力を入れ、宮古島をEVアイランドにすべく奮闘中。2020年にはEV・PHEV・PHVの累計販売台数500台達成をめざしている。

スマートライフサロン宮古島

スマートライフサロン宮古島



本社/沖縄県宮古島市平良西里894-2 電話:0980(73)0505
スマートライフサロン宮古島/沖縄県宮古島市平良東仲宗根913-1 電話:0980(75)3010
HP:http://www.towauto.jp/#company

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