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みらいのくるまの「ただいまのところ」情報
2017年11月14日更新
第45回東京モーターショー2017のルポ第二弾では、すでにEVを発売済みの日産自動車と、二つの海外主要メーカーのEVコンセプトカーの概要について見ていきたい。
もしや次期新車!?
高性能EVの日産IMx
早くからEV開発と販売に取り組み、この9月に新しいEVである2代目リーフを発表したばかりの日産自動車。そうしたたしかな開発・販売実績が背景にあるからだろうか、展示されたEVコンセプトカーのIMxは細部に至るまで非常に丹念につくりこまれていて、新たなEVの在り方を自信をもってプレゼンテーションしているように見えた。
とにかく、リアルな「EVのその先」感が満載の1台である。
まず、スタイリングの完成度が極めて高い。そして、EV性能も然りで、リーフの400㎞を超える600kmという航続距離と、リーフの3倍となる320kwの出力を発揮するツインモーターが個性的なドライブフィールを実現するという謳い文句は、かなり現実的な領域にあるものと思えた。
もちろん、日産が現行車にすでに取り入れはじめている自動運転化技術も進化形が提案されている。たとえばプロパイロットドライブ(自動運転)モードにすると、ハンドルが自動的に格納されてリラックスした状態でドライブが楽しめるようになる点は、近未来感的であるが、決して絵空事ではない感じが強くした。
結論として、進化したプロパイロットドライブがどこまで完成度が高いのかという問題は残るものの、そのスタイリングとEV性能は、今日明日に公道を走ってもまったく不思議ではないという印象をもった。もしかして、コンセプトカーの発表ではなく、リーフとは別の個性をもったEVの新車の発表ではないかと思えたほどである。
なお、このモーターショーにおいて日産は、2018年12月からフォーミュラーE(EVフォーミュラーカーによるモータースポーツ世界選手権)に参戦することを明らかにしている。日産=EVというブランド戦略は着々と進んでいる模様だ。
クロスオーバータイプのEVとされるIMx
観音タイプのドアを採用しているIMx
EVのワーゲンバスI.D.BUZ
メルセデスのEV戦略の最初の1台Concept EQA
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