ロータスクラブが運営するクルマとあなたを繋ぐ街「ロータスタウン」
クルマのことならなんでもガイド
2018年8月23日更新
今月の達人
宮本モータース・宮本毅
今回で、私が担当するタイヤ・トークはラストです。ということで、私がベストと信じる、タイヤの点検・ケアの方法についてお話ししたいと思います!
私がベストと信じる
タイヤの点検・ケアの方法は…
これまで、タイヤによる交通トラブルを未然に防ぐために、日頃から気をつけておきたいチェックポイントなどを紹介し、それに基づいた点検・ケアの励行をオススメしてきました。
快適かつ安全なカーライフを過ごしていくためには、そうしたことをまめに行うことが大切なので、ぜひとも良き習慣として続けていただきたいと思います。
さて、それはそれとして、ここでは私がベストと信じる、タイヤの点検・ケアの方法を紹介したいと思います。
それはなにかといえば、ズバリ、「オイル交換の理想的な周期を守って整備工場に入庫する」ということです。
整備工場は入庫のたびに
タイヤも必ずチェックする
「タイヤの話なのにオイルだなんて、なにか勘違いでは?」と思われるでしょうか?
いえいえ大丈夫です。どうぞ、続きに耳を傾けていただければと思います。
そもそもオイル交換は3000~5000キロを走行したごとに行うのが理想とされています。もし、あまり走っていないクルマだとしても、オイルは自然に酸化してしまうので、できれば半年ごとに交換すべきだといわれています。
それで、皆さんが、こうした周期をしっかり守って整備工場に入庫するとどうなるかというと……オイルが常にいい状態に保たれてエンジンの調子が衰えないのはもちろん、同時にタイヤの状態も定期的に確認され、よい状態に保たれるのです。
そう、われわれロータス店をはじめとしたプロフェッショナルな整備工場の多くは、お客さまがオイル交換で入庫されたときに、しっかりとタイヤの状態も診ることを当たり前のこととして行っているのです(もちろん無料で)。
チェックタイミングを逃さず
余裕をもって交換準備ができる
定期的なオイル交換によって定期的なタイヤ点検が実施される効用を、より具体的にいうと、次のようになります。
先に、新品時に7~8ミリあった溝の深さが3.5ミリぐらいになるとタイヤ交換を検討する必要があると述べ、平均的なタイヤであれば5000キロ走行で1ミリ摩耗し、ゴムの劣化も含めて3~4年ほどで寿命がくる可能性があることもお話しましたが……これらの数値は頭ではわかっていても、セルフチェックだけでは追い切れない場合があります。
しかし、皆さんが3000~5000キロ走行ごと、もしくは半年ごとに入庫していれば、重要なチェックタイミングを逃さずに、(入庫するたびに)時々刻々の数値の変化を知り、寿命の到来時期を正確に知ることができます。
しかも、そのとき、タイヤの摩耗を抑える使用方法や、劣化を遅らせるために心がけるとよいことなどについても、整備士やアドバイザーから聞くことができます。
また、愛車のタイヤの寿命(予想)についても、あらかじめ教えてもらえるので、気持ちとお金に余裕をもった計画的な交換が行えます。
タイヤが危険な状態になってから、あわてて交換を考えると、ついつい価格的に負担の軽い商品を選択しがちですが、それは以前にお話したように、燃費面でも乗り心地面でも、ひいては安全面でも決して良い選択ではありません。
というわけで、「オイル交換の理想的な周期を守って整備工場に入庫する」ことが、ベストなタイヤの点検・ケアになるという理由、よくご理解いただけたと思いますが、いかがでしょう?
ぜひ、これからも、クルマにとって“命”ともいうべきタイヤに注意を払い、よい状態で快適なカーライフをお過ごしください!
●●●
クルマのことならなんでもガイド
今月の達人沼津中央自動車・今野秀明[第1回]ロータスクラブは2007年に「ロータス環境宣言」を行った。これを機に、全国の自動車整備工場をリードして環境活動を…
2023.02.27更新
クルマのことならなんでもガイド
今月の達人ロータス東和オート・新城浩司僕の担当は今回が最後です。ラストは、ちょっと宣伝っぽくなりますが、われわれ『ロータス東和オート』がEV&PHEV販売と…
2017.09.26更新
クルマのことならなんでもガイド
今月の達人ロータス辰口TMコーポレーション・親上真紀子レンタカーで事故を起こしたら、賠償面で頼りになるのはレンタカー料金に含まれる保険です。みなさん、こ…
2017.05.29更新
クルマのことならなんでもガイド
今月の達人こちや自動車工業・東風谷謙二「軽自動車の優れた低燃費にはタイヤも一役買っている。だから、タイヤ交換のときは、ちゃんとしたものを選びましょう」・・・…
2017.12.12更新
クルマのことならなんでもガイド
今月の達人品田商会・品田庄一2020年代のクルマ社会において、台数的にも大きなボリュームとなっていくであろうEVをはじめとする電動車。この電動車の“命”と言…
2019.07.09更新
クルマのことならなんでもガイド
今月の達人沼津中央自動車・今野秀明[第6回]国連が主導する、持続可能な社会を実現するための国際的な目標であるSDGs(SustainableDevelop…
2023.05.11更新