ロータスクラブが運営するクルマとあなたを繋ぐ街「ロータスタウン」
クルマのことならなんでもガイド
2020年1月23日更新
今月の達人
共栄自動車商会・小林祐樹
こんにちは。茨城県古河市にある株式会社共栄自動車商会(ロータス共栄)の小林祐樹です。今回から始まるこのシリーズでは、「三菱車」について取り上げたいと思います。当社が加盟する全日本ロータス同友会(=ロータスクラブ)は三菱自動車工業株式会社(以下、三菱自動車)と提携して、三菱車の販売・整備に力を入れています。そうした仕事を通して感じる、三菱車についてのあれこれをお話ししたいと思います。第1回目は、私以上に三菱車との付き合いが永い父(共栄自動車商会 社長 小林隆一)にも加わってもらい、三菱車の“いいところ”を、ベーシックな視点からご紹介します。
三菱車の魅力が
ちゃんと伝わっていない!?
三菱自動車のクルマは、現在、世界で年に約125万台売れています。なのに、日本国内の販売は年に約10万台。かつて、1990年代の半ばに、国内において年間約80万台が売れていたことがウソのように少ない数字となっています。
とても残念な話です。なぜ、こんなことになってしまったのでしょうか?
正直なところ、過去に起きた不祥事が影響していることは否めません。日本のユーザーはクルマ選びにかなりイメージを重視するので、ブランドイメージの失墜がそのまま台数ダウンに繋がったのです。まあ、これは致し方ないところです。再び台数をアップさせるには、長く地道な信頼回復の取り組みが不可欠といえます。
ただ、私個人としては、原因はそれだけではないと思っています。三菱自動車は、CMをはじめとする宣伝量が他のメーカーに比べると少なく、クルマの良さを効果的にアピールできていない……そんなふうに感じています。
実際、私は三菱車をメインに扱うロータス店の営業責任者として、日々お客さまと接しているのですが、「えっ、三菱から新しいクルマが出たの?」「三菱にこんなにいいクルマがあるなんて、知らなかったよ」といった声を聞きます。そして、その度に宣伝不足に対して歯がゆい思いを感じているのです。
というわけで、この連載では、世の中のそんな現状に一石も、二石も投じ、「三菱車はとてもいいクルマである」という事実を私なりにアピールしていきたいと考えています。
それは、単に販売台数をアップさせたいがためだけのアピールではありません。三菱車の存在と価値を皆さんにちゃんと知っていただくとともに、それに乗ることによって楽しいカーライフを送っていただきたいと願うが故のアピールです。
ボディを補強しないで
ラリーに出場できた!
「三菱車は基礎がしっかりしたとてもいいクルマである」
これは、長く乗っていただいているお客さまはもちろん、自動車ジャーナリストやクルマ関係の仕事をしているプロたちからも頻繁に発せられる言葉です。そう、三菱車は実際に乗って操ってみれば、その良さがよくわかるクルマなのです。
では、具体的にどこがどういいのでしょうか?
派手なアピールポイントではありませんが、「目立たないところもしっかり作り込まれている」ということが言えます。特に、クルマの基礎となるボディ(車体・骨組み)は、伝統的に堅牢に造られています。
このことを皆さんにお伝えするために、ここで格好のプレゼンテイターに登場してもらいましょう。わが社の社長であり、私の父である小林隆一です。父は若かりし頃にラリーに出場していた経験を持っています。そして、競技に使用していたクルマは常にランサーやギャランといった三菱車。私は、その時の三菱車の充実ぶりをよく聞かされたものです。
共栄自動車商会 小林隆一社長
(例として)デリカD:5のリブ・ボーン・フレーム ※画像提供:三菱自動車工業株式会社(以下同様)
堅牢なボディによって走行も安定
画像はデリカD:5のサスペンション(左:フロント、右:リヤ)
クルマのことならなんでもガイド
今月の達人協同/協同バス・鈴木貴大[第2回]㈱協同/㈱協同バス社長の鈴木貴大さんは、電気バスには興味があったが、中国製品にはあまり良いイメージを持っていな…
2021.12.09更新
クルマのことならなんでもガイド
今月の達人真鍋モータース・真鍋貴行こんにちは。香川県にあるロータス店『真鍋モータース』の真鍋貴行です。これまで4回にわたってゆたかなカーライフのためのヒント…
2016.04.08更新
クルマのことならなんでもガイド
今月の達人ロータス東和オート・新城浩司こんにちは、沖縄県宮古島市にある『ロータス東和オート』の新城浩司です。今回から数回にわたって、ウチが得意とするEVとP…
2017.08.08更新
クルマのことならなんでもガイド
今月の達人大村モータース・山中剛今回のテーマは「バッテリー上がり」です。まずは、「バッテリー上がり」と「バッテリーの寿命が尽きた」場合の違いをはっきりさせた…
2019.02.12更新
クルマのことならなんでもガイド
今月の達人品田商会・品田庄一2020年代のクルマ社会において、台数的にも大きなボリュームとなっていくであろうEVをはじめとする電動車。この電動車の“命”と言…
2019.07.09更新
クルマのことならなんでもガイド
今月の達人こちや自動車工業・東風谷謙二前編では、コンピュータ化されたクルマの整備はまずスキャンツールありきだと申し上げました。では、お客さまから見て、付き…
2017.12.26更新