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みらいのくるまの「ただいまのところ」情報
2023年8月17日更新
契約数100万台超は
自動車保険契約の7%
――続いてドライブレコーダー付き自動車保険(特約)であるドライブエージェント パーソナルに対するユーザーの反応・評価に関してお聞きします。まず、契約台数ですが、2017年4月の発売から6年後の2023年3月に法人契約と個人契約を合わせて100万台突破を達成されています。すごい伸びですね。
工藤 ありがとうございます。この100万台という数字は弊社の全自動車保険契1,300万台の約7%なので、今後もっと伸ばしていきたいと思っています。
――ところで、発売当初から引く手あまただったのでしょうか?
工藤 いえ、発売直後は契約数が伸びず、厳しい時期もありました。
――いつごろから好転したのでしょうか?
工藤 2017年の夏ごろから「あおり運転」が深刻な社会問題としてクローズアップされ、その後、世間でドライブレコーダーのニーズが急増したことが契機となりました。それに対応する形で弊社の営業活動としても、通信機能付きのドライブレコーダーによる+αのメリットを訴え、だんだんと契約台数が増えていったんです。最初に発売した前方1カメラ型の特約料金が月額650円とリーズナブルである点もその流れを後押ししたと思います。
――その勢いの中で2021年に4月に2カメラ一体型のドライブレコーダーが追加され、それでさらに数字が伸びていったわけですね。
工藤 はい。デンソーテン社と一緒に開発した2カメラ一体型の特約料金は月850円と若干高めです。ただ、カメラが前方に加えて車内と後方もカバーすることから、広範囲にあおり運転の映像を撮ることができますし、事故時には車内の映像も事故受付センターに送られるので状況把握がより早まります。また、わき見・居眠り運転への警告や駐車中の監視もできるといった長所も付加されています。現在の割合は前方1カメラ型と2カメラ一体型でほぼ半々ですが、2カメラ一体型の方が伸びている感触です。
契約の決め手は
「高度な事故対応サービス」
――ドライブエージェントパーソナルの特長として、「高度な事故対応サービス」「事故防止支援サービス」「安全運転診断サービス」があるわけですが、契約者の方々は、やはり「高度な事故対応サービス」に最も魅力を感じているのでしょうか?
工藤 多くの方からトータルで安心・安全を確保できるところが良いとの評価をいただいています。ただ、やはり「高度な事故対応サービス」が契約の決め手になっている印象は強いです。「事故をはじめとする難事に遭遇したときに必ず側に寄り添ってくれる安心感がある」という声が特徴的だと思います。
――ちなみに事故対応件数はどれくらいになりますか?
工藤 2023年1月までのドライブエージェント パーソナルによる事故対応件数は累計で2万4,000件に上り、うち3,300件は救急車を要請するなどの救急要請を伴うものとなっています。この対応で大事を免れた方々からは、「契約しておいて本当によかった」と感謝していただいています。
――ところで、「高度な事故対応サービス」には、AIによる事故状況再現システムがあり、事故後には、その内容をまとめたシートが契約者の方にも渡されると聞きました。このシートは、どのように使われるのでしょうか?
早川 このシートがあることで、当事者の方はどのような事故だったのかを客観的に理解できるようになります。そして、ここには過去の判例に基づいた過失割合の参考値も書き入れられるので、後の自動車保険による補償内容の検討や示談交渉がこれまでよりスムーズになるというメリットが生まれます。実際に、ドライブエージェント パーソナルを契約している方の事故解決日数は、そうでない方と比べて約15%も短くなるという統計結果が出ています。
安全運転の継続で
うれしい特典も
――次に「事故防止支援サービス」と「安全運転診断サービス」についてもお聞きします。これらは、いずれもドライバーの安全なドライブをサポートするサービスですが、契約者の方に好評なドライブエージェント パーソナルならではのメリットを教えてください。
早川 同様のサービスは世にあまたありますが、ドライブエージェント パーソナルのサービスはいずれも精度が高くて役立ち度が高いという特長があります。発売以来、その点については常にいい評価をいただいています。
――具体的な例を挙げていただけますか?
早川 最近のものとしては、2022年12月に「安全運転診断サービス」に付加した専用スマホアプリによる安全運転診断と、それに付随するクーポンチャレンジが好評です。これは2カメラ一体型端末限定のサービスなんですが、安全運転を続けて付与されるスタンプを貯めれば、コンビニなどで商品が買える電子クーポンが抽選で当たるという仕組みになっています。
――ゲーム感覚で楽しく安全運転を続ければ、お得なチャンスもやってくる。安全運転推進の効果は大きそうですね。
早川 ええ、そうなればいいなと思っています。「事故防止支援サービス」と「安全運転診断サービス」のサービスがあることによって、ドライブエージェント パーソナルを契約しているクルマの事故発生率は、そうでないクルマよりも約13%も少なくなるという統計結果が出ているのですが、今後もこの数字を高めていきたいと思います。
契約台数100万台突破!ドライブエージェント パーソナルの実力と魅力
(前編)通信型ドライブレコーダーと2人のオペレーターで「1分、1秒を削る緊急対応」が可能に!
(中編)AI活用サービスなどで「事故解決日数短縮▲15%」「事故削減▲13%」を実現!
(後編)「自動車事故の予兆通知」「ドクターヘリ出動要請」といったサービスも!
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