「日本一の落陽」はまさに感動モノ！「黄金岬海浜公園」

2024年9月17日更新

北海道の北西部に位置し、日本海に面している留萌市。かつてニシン漁で大いに栄えたことで知られ、現在も水産加工業が盛んです。中でも、かずの子の生産量は、国内シェア50％を誇っています。

「黄金岬（おうごんみさき）」は、小樽市と稚内市を結ぶ道路「日本海オロロンライン」沿いにある観光スポット。ニシン漁の全盛期に、魚群を見つけるための“見張り台”が置かれていた場所です。現れた大量のニシンのウロコが夕陽に照らされ、海面を黄金色にキラキラと輝かせたことから、この名が付けられました。

今は、以前のようなニシンの姿は見られないものの、水平線に沈みゆく太陽が一帯をオレンジ色に染め上げる景観はとても美しく、「日本一の落陽」といわれています。2000（平成12）年には、「日本の夕陽百選」に認定。夕陽を見るために黄金岬を訪れる人は少なくありません。

黄金岬の周囲は、海浜公園として整備されています。海岸沿いに、ゴツゴツとした奇岩「カンラン石玄武岩柱状節理」が並んでいるのも特徴の一つ。岩場には、たくさんの磯ガニが生息し、釣って楽しむこともできます。シーズン中は近くの売店で磯ガニ釣り用のエサが販売され、岩場は家族連れなどで賑わいます。ただし、磯ガニは海水でしか生きられないため、持ち帰りはNG。キャッチ＆リリースがルールです。

磯ガニ釣り

磯ガニ

「黄金岬キャンプ場」は、フリーサイト。春から秋まで開設されていて、無料で利用することができます。

黄金岬キャンプ場

「留萌市海のふるさと館」は、留萌の歴史や文化などを伝える入館無料の資料館。日本海やニシン漁などに関わる資料が多数展示されています。

海のふるさと館

留萌沖は、波が高いことで有名で、インドのマドラス、スコットランドのウィックに並び「世界三大波濤（はとう）の地」に数えられています。海岸には、モニュメント「波濤の門」が建てられています。

波濤の門

地図で見ると、市全体がハートの形をしている留萌市。そんな留萌市へ、心が洗われるような美しい夕陽を見に出かけませんか。

詳細情報

名称	黄金岬海浜公園
住所	北海道留萌市大町2丁目
電話	NPO法人留萌観光協会 0164-43-6817
開設時間	キャンプ場・海の家・トイレ：4月下旬～10月中旬
駐車場	北側20台・南側40台
アクセス	深川留萌自動車道留萌ICから約8分
ホームページ	（留萌観光協会）https://www.rumoi-rasisa.jp/web/rumoimeguri/ogonmisaki